2013年5月31日金曜日

ヘイトスピーチ

新大久保かいわいでは毎月在日コリアンに対する過激なデモがおこっているという。情けない話しで、日本は中国や韓国からの攻撃を受けていても、冷静に対処しなければ彼らと同じレべルになってしまうということがわからないのだろうか。私の知り合いの中国人も韓国人も皆さんすごくいい人たちで、一部の韓国人や中国政府の政策で動かされている人はおいて、ほとんどの人たちは気の良い人たちなのだ。中国には数回旅行しているが、一度も嫌な目にあったことはない。最近までハマっていた2チャンネルの書き込みなどにもひどく韓国を蔑視した言葉が並んでいて、気分が悪くなった。私たちのご先祖さまは大陸から来た人かも知れないし、自分の血に韓国、中国が混じっているかも知れないのに、差別をするのはどういうこと?文化や国力の違いで喧嘩をするのは本当にバカらしいこと。仲良くしろというのはそれぞれの事情で無理な人もいるかもしれないが、相手が何を言っても品位を保ってやり過ごすのが大人の国のやりかたではないか。一日も早くヘイトスピーチを禁止してほしい。これをいうと、言論の自由を奪われると言って騒がれる。しかし、集団で特定の国を非難するのは、悪くすれば将来とりかえしのつかない事態を招きかねない。たとえは悪いが、白猫がクロネコはけしからん、茶トラはわれわれこそが猫の王様だと言っているみたいで、毛の色が違うだけで相手を馬鹿にしているような気がする。私がのんきすぎるのだろうか。本当に喧嘩はやめてほしい。無理に仲良くしなくてもいいから、こちらから嫌がらせをするのだけはやめてほしい。あちらが何を言っても相手にしなければいいではないか。

効果あり?

今朝目覚めたら体が熱い。みぞおちから膝上までがほてっている。昨日の筋トレのせいだと思う。脂肪が燃えているのかしら。体はどこも痛くは無い。やはり専門家の指導を受けると違うものだ。今まで自分で色々運動しても、たいていやりすぎか間違ったやり方でどこかを痛めて、運動はしないに限ると思うようになっていた。私は股関節が硬いせいか、歩くと逆に具合がわるくなる。そんなことが続いて最近ほとんど運動らしいことはしていなかった。そして、そのほうが体調もいいとうそぶいていたけれど、最近はなんだかどよんとした体になってきて、このまま年を重ねるとミシュランのタイヤ男みたいに段々腹になってしまいそうだ(すでにそうだけど)と危惧していた。月に3から4回で充分だというので、この先しばらく通ってみることにした。意外だったのは腕立て伏せが出来たこと。いままであんなことは絶対にむりだと思っていた。しようと思ったこともなかった。体重が減るような補助器具を使うので、腕にそれほど負担はかからないのだが、20歳台のひとでも10回出来ない人がいるというのに、20回を2セット30回を1セットらくにできたので、驚いた。トレーナーも驚いていた。楽器を弾くことで筋肉やバランス力が身についたのだと思う。楽器を弾くことがどれほど体にいいかということを、そしてどれほど体力が必要かということも今更ながら実感している。朝起きて楽器を構えると、なんだかしんどい。今日もお願いしますよとご挨拶をして、ゆっくりロングトーンから始める。しばらくすると私も楽器も同じように目が覚めてくる。その感覚がうれしい。スキーの先生が、練習がいやだと思うようになったらもうおしまいだねと言う。私は元々は練習が嫌いではなかったのに、猛烈に仕事をしなければならないときがあって、きちんとした練習をする体力も暇もないことが多かった。今ようやくゆっくり練習が出来るようになったので、生涯で一番幸せな時かもしれない。ちゃんと楽器と音楽に正面から向き合っていけるのだから。

2013年5月30日木曜日

パーソナルトレーナー

散歩の途中で見つけた小さなジム。覗いていたら中から筋肉マンが出てきて体験レッスンいかがですか、とお誘いを受けた。私ももうあと10年はヴァイオリンを弾いていたい。出来れば最後までいい音が出したい。そのためには体を若く保たないといけない。三浦雄一郎さんのように過酷な運動はしないから、そんなに本格的なトレーニングでなくていい。せめて、あと10年は背中が曲がったりしないように筋肉をつけたい。一人でトレーニングするには知識も経験もない。間違った方向にいって体をこわすといけない。それで、このうちの前を通るたびにチラシを持ってかえったり、運動している処を眺めたりしていた。トレーナーが出てきたのを機会に話を聞いて、肉体改造を始めようかという気になった。今日が第一回目のレッスン。何が目的かを話して、とにかくストレッチと背筋腹筋の強化を目指すことにした。筒状の用具を背中にあてて、肩甲骨の柔軟性を高める運動から入る。すごく気持ちがいい。スクワットなども時々やっていたけれど、膝が痛くなることもあった。それは姿勢が間違っていたからで、今日初めて正しい姿勢を教わった。何回やっても膝は痛くならない。これだけでも大収穫。楽器を弾いているから毎日筋トレをしているようなもので、体の動きも筋肉もかなり若いと褒められていい気になっていたけれど、最後に股関節の硬さに驚かれてしまった。以前ヨガをやっていたときにあまりにも股関節が広がらないので無理やり広げて痛めたのがことの始め。その後も八ヶ岳で馬に乗っていた時に股関節が広がらないので、自分の手で股関節を無理やり広げたらミシっと言って激痛が走り、その後一年以上痺れや痛みに悩まされた。ここは私のアキレス腱なのだ。体の左右のバランスもだいぶ崩れているけれど、それは楽器を弾くことが原因になっているので、下手になおしてしまうといけないかもしれない。様子をみながらにしましょうということで、今日のレッスンは終了。今腿の前の筋肉が痛い。かなりハードでも腕立て伏せや背筋の運動などはあまり応えないところをみると、その辺はずいぶん強いらしい。上半身はかなり鍛えられているが下半身が弱い。それもそう、運動は時々スキーをするだけ。ヴァイオリンの練習で毎日数時間立っているのでもう少し強いと思ったが、筋肉はそれほど使っていない。体を鍛えてみたらどのように音がかわるのか、楽しみが増えた。






2013年5月29日水曜日

梅雨入り

弦楽器奏者にとって最悪の時期。湿った空気、どんよりした空模様。弦楽器やっていなくてもこれでは気分が落ち込んでしまう。
今のところ私の楽器はよく鳴っている。最近基本に戻って、ロングトーン、左手指のエクササイズ等を曲を弾く前にかなり時間をかけてやっている。これは効果大。まず、楽器が喜ぶ。よく鳴ってくるから私も嬉しい。部屋は空調が効いているから、一定の湿度に保たれて、この時期にありがちな板のはがれなども今のところ見つからない。最近表に楽器を持って出歩くことが減ったのも良かったのかも知れない。2005年、この季節に名古屋万博会場で仕事だったときには到着したら土砂降りで、しかも会場は音楽ホールでなく窓の上が開いているイベント会場。外の湿気がそのまま入ってくる。スペアの楽器を持ってくればよかったと悔やんだこともあった。しかも私は弦はいつもガット弦を使っている。湿度や温度に反応しやすいタイプの弦だから、これで一日この会場で調弦し続けるのかと思ったらげんなり。とんでもなく湿度が高いので、即、弦を全部ナイロン弦と交換したことがある。こんなときのために、前に使った弦をケースにいれておいたのが役に立った。ナイロン弦といえども新しい弦は交換したては伸びるから、なにかあったときの用心のために、使い古しの弦を持ち歩いている。そして弓の毛は馬の尻尾だから、これも天然物。雨が降れば当然伸びて、いつの間にかゆるゆるになって、張りがなくなる。もう最悪。このブログでは同じような季節に同じようなことを書いていると思うけれど、毎年自分を取り巻く状況に変化がないということだから、いいのか悪いのか・・・平和に暮らしていることではある。そしてこの名古屋万博の直前に、私は乳がんの手術をしたのだった。手術後2日目にこの10時間にも及ぶ仕事をするのも気違い沙汰だったが、別にどうということもなかった。病気は病気、仕事は仕事。少し後になってからどうしてもスケジュールのことで音楽事務所に相談するまでは、だれも手術のことはしらなかった。野蛮人は強い。あれから8年目、再発もなく生きていられるのが心から良かったと思う。生きているのはそれだけで幸せなのに、自ら命を断つ人もいる。生きていられることだけでも人は充分なのに。癌宣告をされてからずいぶん生きることについて考えた。なにか思い残すことはあるだろうか?答えはなにもない。でも生きていたい。梅雨時になるとそのことを思い出す。不思議と手術台の上では胆が座って怖くはなかった。執刀医に「なぜ、朝食を食べてはいけないの。お腹がすいたわ」なんて言ったものだった。予想よりも癌が大きくて先生があせっていたのに。




バカみたい

最近テレビも面白くないし目が悪くて本を読むのもしんどいというので、2チャンネルとやらの書き込みを読みにいくと、次々に面白そうな題名に引っかかって、気がつくと何時間も見ている。時々は面白い記事もあるけれど、大抵はいくらなんでも作り話ではないかと思えるので、これを読んだらやめようと思うのに、おや、これもおもしろそうと又引っかかる。多大な時間の無駄使いをしている。ものすごい修羅場などが出てくるが、これがなぜか笑えてしまって、人の不幸は蜜の味だなあ。本当にこんな人いるの?読んでいる内にばかばかしくなるのに、ゲームやなんかと同じでやめられなくなる。明日からはきっぱり足を洗って、もう少しまともな時間の使い方をしなければと思う反面、時間の無駄使いも時々は必要な気もする。人間いつも聖人君子ではいられない。変なものを覗いてみたいという欲望もある。忙しくしている時にはこんなもの読んでいる暇もなかったし、歯車が高速回転していたからつまらないことに関わっているのはもったいないと、品行方正、読む本は役に立つ感動するものでなければ人生損をすると思っていた。真面目に英語の力をつけようと英語の本を読んだりしていたけれど、それもたいして役に立たなかったのは自分を過信していたからに違いない。この頃自分の品性(下品)を見せつけられた。こんなもの面白がっているのは底の浅い人間の証拠。いままでは美しいものに目がなくて、良い音や美しい音楽や素晴らしい絵を鑑賞したりしてきたつもりなのに、いつの間にかこんなもの面白がって何時間も見ている様では情けない。でも時々素敵に可愛い猫や犬の画像に出会うので、それが言い訳になってしまう。今やっともうこのテのサイトには来るまいと決心した。約一ヶ月。はまったものだわ。人の離婚や不倫や復讐のはなし読んでなにになる。ほんと、バカみたい。でも、明日から夜中にすることは・・・英語の勉強?人生に役立つ本を読む?うわー、つまらなそう!

2013年5月27日月曜日

可愛すぎる



猫のおかしな声を聞いて不思議そうに首を傾げる子犬。

2013年5月25日土曜日

Chor C・E・G / MJ混声合唱団第4回ジョイントコンサート

川口リリアホール
アマチュア合唱団のコンサートを聴きに行く。
わが「雪雀連」のメンバーのHさんが出演者の中にいて、ステージで歌っていた。彼女は化学者。化粧品の香料等の研究をしているらしい。「らしい」というのは雪雀連では、お互いに私生活のことを根掘り葉掘り訊いたりしないから、長いお付き合いでも相手の仕事のことをよく知らないことが多い。私のように明らかにコンサートなどで働く姿を見ていただければ別だが、そうでないと一体あの人はどんな仕事をしているのかしら?と考えもしない。だから私も彼女の仕事については、ほとんどわからない。とにかく飲兵衛で、ハンサムな男性に目がなくて、よく歌う人だなあと思っていたら、こんなところでも活躍していたのだ。
まずフォーレ「レクイエム」
イギリス 「マドリガル集」
山田耕筰  作品集(男声合唱)
最後は器楽を歌うというタイトルで器楽曲をコーラスで、例えばドビュッシーの「月の光」リスト「愛の夢」など

フォーレのレクイエムはオーケストラ時代にさんざん弾いたけれど、このところとんとご無沙汰だったので、懐かしく思った。やはりステージ第一声は緊張で少し音程もぶら下がり、声も硬い。しかし男性はおじさまばかりにしては、なかなかの実力でほほうと思えるくらいの滑り出しだった。レクイエムのあとは女性も声の方も硬さがとれてきて音程のぶら下がり度も少なくなってきた。時々はりきって高音を出そうとするあまり、声がひっくり返ってしまう人がいるのもご愛嬌。でもレベルは結構高い。山田耕筰作品の男声合唱はユーモラスで楽しかった。メンバーの年代はHさんでも若い方だというから、かなりの平均年齢の高さらしい。*レクイエムのソロを歌った男性は70歳台だそうで、*とても良い声だった。このところやたらと元気な高齢者が目につく。こうやって声を出して、たまに緊張して、終わったらお酒を飲んでわいわいやっていたら、それは楽しくて元気にもなるでしょう。うちにいて家族に文句を言って嫌われるよりも、外に出て発散すれば病気も寄ってこない。

*実はこの部分人違いでした。