2010年4月22日木曜日

ものすごく恥ずかしい話し

オーケストラの演奏旅行でよく富山に行きました。と、言うのは、私たちの時代の団長が、富山県人だったから。彼はせっかく、富山の有力者の家に生まれたにもかかわらず、ヴァイオリン弾きになってしまった、はぐれ者。山育ちなので、無骨で力持ち。ある時、沢登りに同行した時のこと。私は背が小さいので、どうしても次の岩に手が届かなく、岩肌にへばりついて立ち往生。それを横に進まないと、1メートルほどの轟々と流れる川を超えられない。考えあぐねているとき、突如、ふわりと体が宙に浮いたと思ったら、ストンと着地。その山育ちが横抱きに抱えて、飛び越えてくれたのです。
さて、これは前置き。     何回も富山に行ったので、たら汁が美味しい冬の時もあったけれど、多分そのときは初夏から、夏にかけてだと思う。宇奈月温泉から、同じセクションのワカメちゃんと、トロッコ電車に乗った時。途中、猿が見つけたという、釣鐘温泉、(鐘釣でしたっけ?)を過ぎ、猫又駅に到着するまで、私は睡魔に襲われた。眼下のすごい景色も夢うつつで、時々チラッと見ては又寝た。大体、猫又の名は花崗岩の巨大な岩があって、猫に追われたネズミも上れず、猫も又引き返した。という由来らしい。その岩は見逃したが、目が覚めて何か言いかけた。「さっき、サルマタ峡通ったでしょう。あの時ね・・・・」ところが、言い終わらないのに、ワカメちゃんがさえぎった。「えっ、なに言ってるの。やめて。」「だから、ほら、さっきサルマタ峡・・・」「やめてー」ハッと気が付いた。寝ぼけていて、あらぬ言葉を大声で叫んでいることに。わー、今でも恥ずかしい。

3 件のコメント:

  1. ねこでもさるでもぶるでもさほど違いはないけど
    下に股がつくと俄然問題が生じる訳か。

    但し、ブルについては次がマースになるけど。

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  2. お願いだから漢字で書かないで。すごくリアルになるから。

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