昨日は音楽教室の発表会。
この教室も約20年。
数日前、オーナーだった故小田部ひろのさんの写真が、ひょっこり出てきた。
初期の頃のジャズの発表会で、彼女が天使の衣装、私が悪い黒猫の衣装で楽しそうに笑っている。
若い!
始めの頃のハチャメチャな発表会は、実に楽しかった。
出演の生徒さんたちもステージの上で、ニコニコ笑いながらの演奏。
特にジャズの発表会にはまだ講師の人数も少なかったから、クラシックの講師陣も必ず参加していた。
チックコリアの「スペイン」を一流ジャズメンたちと一緒に演奏させてもらった事もある。
けれど、思いっきりはじけたつもりでいたのに、ビデオを見てがっかり。
私だけキッチリ楽譜通りに弾いているので、笑った。
音を聴いて楽譜が書けるくらいキッチリと。
これはオーケストラで長年訓練されたために、枠を外すことができない悲しい習性。
で、恥ずかしくてジャズはその時点で諦めた。
その後生徒数が増えて、クラシックの方だけ出るようになった。
この教室の受講生のやる気の多さには、ビックリする。
クラシックの名曲を競い合って演奏したがる。
その結果、曲目はずらりと大曲が並ぶようになった。
ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキー、メンデルスゾーン、バッハのコンチェルト等々。
そしてこの教室の強味は、管楽器の講師も弦楽器の講師も共に、オーケストラの経験豊かなこと。
だから大抵の曲は、すんなりと伴奏してもらえる。
人数は少ないけれど、指揮者無しでもなんとか伴奏してしまう。
昨日も協奏曲や室内楽が続いて、伴奏の講師達はヘトヘトになる。
緊張して暴走したり音が抜けたり、そんな暴れ馬をドウドウと手綱を引きながらの伴奏。
絶えず耳をこらし、ほんのちょっとの動きも聞き逃さないようにするので、こちらの緊張もハンパない。
それにしても生徒達の盛り上がりは素晴らしく、次々に弾きたい曲が候補に挙がって、それも講師泣かせの難曲大曲。
でも彼らは仕事の合間の限られた時間で最大の努力をしてくれるから、なんとか協力してあげたい。
去年まではステージですくみ上がってしまい、わなわなと弓を震わせていた人も、今年はなんとか弾きおおせた。
あまりにも真剣で、初期の頃のように冗談みたいなステージが嘘の様。
その頃、私の生徒がバッハの無伴奏を弾いて途中で混乱。
「バッハを弾いたつもりでしたが現代音楽になってしまいました」と演説を始めたのでびっくり、大爆笑となったり。
楽屋に小田部さんの写真を持参して、壁に貼っておいた。
きっと彼女もこの会場のどこかで、聴いていたに違いない。
nekotama様
返信削除お疲れ様でした! お忙しそうで無理なさらなければと思いましたが、nekotama様のことだからちょっとハイテンションの方が調子がでるってもんですねえ。 私も連休は旅行に行くわけでなく、なんか野暮用で終わってしまったような・・・。シルバーウィークって、慣れないのでどうしていいかわからないものですねえ。
夜な夜な飲み歩きなんてことはなさらなかったのですか?
返信削除私はもう疲れてトホホです。以前はもっと忙しいのに、海外をすっ飛んで歩いていたなんて、もう自分でも信じられません。いやー、きついですわ。
同僚宅でタコヤキパーティなどあって、昼間から飲むこと数回。 昼から飲むと一日それで終わってしまって、あとは洗濯とか衣替えとかで終わり。
返信削除連休中に1冊くらい本を読もうと思っていたのに、あーあ。orz
前から聞きたかったのは、このorzという言葉を良く見かけますが、どういう意味なんでしょうか?
返信削除ひとががっくりして、手と膝をついている姿を表してます。失望、落胆や絶望の表現です。実際はもっと軽く「がっかり」程度でしょうか。
返信削除なるほど!そう言われて見ると、そう見えますね。ありがとうございました。
返信削除一つ利口になりました・・・でも、一つ何かが頭から抜けていったみたい。
いや、一つでは無く三つくらい・・・かも。 orz アハハ