2016年6月13日月曜日

御礼とお詫び

昨日のコンサートを聴いて下さった方々、本当にありがとうございました。
おかげさまで無事終了、沢山の方が喜んで下さったようで、感謝の念にたえません。
が、客席数よりも沢山の方がお見えになって、会場が混乱したことをお許し頂きたいと思います。
もし、入れてもらえず帰られた方、後ろの小部屋に押し込められて窮屈な思いをされた方がいらっしゃいましたら、お詫び申し上げます。
最小限のお知らせで人数合わせをしたはずが、やはり友人の輪が広がって思いがけない人が来て下さったり・・
中々難しいものです。


梅雨入り宣言でガッカリしていたけれど、コンサート当日は薄曇り、日中は陽が射して、気温もまあまあの絶好のコンディションとなった。
湿度も丁度良く手の平に潤いが戻ってきて、ハンドクリームのお世話にならなくても弓が楽に持てる。
これが何よりもうれしかった。

超まじめなピアニストに引きずられるように練習を重ね、なにがあっても生き延びられるくらいのレベルまで持っていったけれど、本番前の不安はいつでも絶えない。
急に頭が真っ白になったらどうしよう。
楽譜が見えなくなったら、手が震えたら、弾いてる最中クシャミが出たら、お腹が痛くならないだろうか・・・
1番不安だったのは、客席が足りなかったら・・・
それが的中。
受付は大混乱。
客席に座れない方には二階にあるスタッフや演奏者のための小部屋に入ってもらう。
後で聞いたらそこも満杯だったらしい。
私の元生徒も入れなくて、帰ってしまった。
何人かそのような人がいたらしい。
申し訳ない。

お知らせを出したけれど返事が無かった人は欠席としてカウントしたら、私の席がないとおこられるし、てんやわんやの大騒ぎ。
本番が始まって1曲目のバッハを弾きながら、あの人座れたかしらと余計な心配が頭をよぎる。
幸いしっかりと練習してあったから、指が自動的に動いてくれたけれど、危ない危ない!
2楽章からは普通に集中できて、気持ち良く演奏出来た。
ベートーヴェンの8番のソナタは、弾いていて心躍るような楽しい曲で、それが客席にも伝えられたらしく沢山の拍手を頂いた。
20分の休憩のお茶タイムは、喫茶コーナーに行って皆さんとお話をしたかったけれど、遠慮して楽屋で狸寝入り。

1番の心配はブラームス。
楽器の数が増えるほどトラブルは多くなる。
2人で弾いていた所にもう1人加わると、バランスや音程の修正が必要となるし、曲の構成も複雑で練習の時には度々中断していたけれど、チェリストはベテラン、ピアニストも私も古狸。
本番は全く不安なく終った。
たまたまだけど、3人同い年だった。
なんとか無事終了、暖かい拍手を沢山頂いた。
アンコールはフォーレの「ラシーヌ賛歌」を用意した。
元は合唱の曲をピアノトリオに編曲したもので、ほんの短い曲だけれど心に染み入るようなフォーレの美しい旋律が私は大好きで、半ば強制的にこれをアンコールの曲にさせてもらった。

隣のビルのイタリアンレストランが第二会場で、そこには17人の仲間達が集まってお祝いしてくれた。
いつもの「雪雀連」
長年の友人達の心からの応援が、なによりの栄養源となる。
会場が狭すぎたこと以外は、幸せな1日だった。






















4 件のコメント:

  1. あらら、入れなかった方もいらっしゃったのですか。それは残念な。
    お三方とも、素晴らしい演奏でしたよ。特にnekotama様、全部の曲目に参加していて、集中力が全く途切れないことに感心してしまいました。ますます若くなられてますね。それにくらべて自分は・・・あーあ。('A`)

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  2. 仕事やめて好きなことしかしていないから元気なんです。
    nyarcilさまの年齢には私はあくせく働いていて病気がちでしたよ。それぞれ大変な時期はありますけど、大丈夫、これからが勝負です。はっけよ~い!相撲じゃないって!

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  3. ご盛会おめでとうございます。内輪の会と伺い何となくご遠慮してしまったのが残念でなりません。この日3つもコンサートが重なってしまいました。
    ベートーベンがまた素晴らしかったそうですね。次回の演奏をたのしみに!

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  4. クララさま。
    コメントありがとうございます。ベートーヴェンの8番はとりわけ好きな曲で、弾いていて本当に楽しかったです。次回がいつになるかは分かりませんが、とにかく自分が楽しいコンサートでしたので、聴いて下さった皆様に感謝です。

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