2024年4月2日火曜日

筋トレウオーキングやめたら

ここ数年左膝の故障と右足のしびれ、指先の痛みなどに悩まされ歩くこともままならない状態。せっかくの演奏会にヒールの靴も履けない。ぺったんこのサンダルみたいなものでごまかしていたけれど・・・・

ある時、歩くな筋トレするなという整体師の動画を見つけた。何を馬鹿なと思ったけれど先ごろコロナ感染して約1週間寝込みその後も表に出られないのでウオーキングもしなかった。そして体が弱っているので筋トレもしっかりとできない。その動画を見て蹲踞のような筋トレを真似したらもっと痛くなって、この先、生涯この状態で過ごさねばならないのだとすると辛い。そう思っていたら、治りましたよ。

今年はスキーを始めてから61年、初めてゲレンデに立てなかった。スキーの先生と話していたら筋トレのやり過ぎでは?と言われた。私もうすうすとは感じていたので今回のコロナが良い機会と思って筋トレを全くやめてみた。それ以来膝痛も足のしびれもない。

まず体重が2キロほど減ったのが勝因。それでも毎日時間があればせっせとつま先立ち、寝転んでのゴキブリ体操、太もも内側の筋肉のためのねじり脚上げ。などなど。その他毎日雨が降ろうが暗くなろうが毎日数キロは歩いていたのもやめた。その代わり食生活には気を配った。腹六分、食事の間の時間を6時間以上開ける。お腹が空いていないのに食べることはしない。食べすぎたと思ったら翌日一回食事を抜く・・等。体力が無くなる心配もあったけれど結果、足の痛みは消えて毎日平和に暮らしている。

一番心配したのは高齢者の栄養失調。骨がもろくなったりしないだろうか。毎朝乗るタニタの体重計には骨量も計る機能がついている。それによれば私の骨量は去年の後半から少し落ちてきている。ただ昔から私の骨量は非常に多いと出るから、まだ標準範囲で収まっている。そろそろ骨密度を高めるサプリメントでもとは思うけれど、迂闊に飲んで健康障害が起きることもあるから用心しないといけない。

現在、足の痛みがなくなって歩く量も少なくなって、いわゆる健康年齢は高くなっている。これはいかがなものか、先日も歳を取ったら少し小太りのほうが元気でいられるという説を唱える医師もいた。それは極端に痩せてはいけないけれど体重はそれを支えられる足あってこそ、筋力以上の肥満はいけない。それが悪循環の始まりになるのだ。

私の素人考えでは結局物事すべてバランス。筋力が弱い人はそれに見合った体重でないと足を痛める。足を痛めて健康な生活を送るのは至難の業。小太りで足を痛めたらすぐコレステロールが増え、サプリを飲むと小林製薬紅麹事件が発生したり。

私はずっと小太りだけれど、それが健康だと思っていたこともあって、無理に体重を減らさなかった。コロナで寝たきりになったときこんなに食物を摂らなくても全然平気で生きていられるのだと思って愕然とした。今までなんであんなにいっぱい食べていたのだろうか。朝からタンパク質や鉄分やカルシュウム、繊維質などのことを考えると結構な量となる朝食をせっせと食べていた。それでいつもなにか摂取しないではいられない。カロリーオーバーになって胃腸障害や胸焼け、膝の痛みにつながった。

先日寝込んだときにはほとんど水を飲む気も起きなかったけれど、介護士の友人がいち早く飛んできてくれてそういうときに患者に飲ませるという高カロリーの飲料缶を持ってきてくれた。それをうつらうつらしながら飲んでは眠りを繰り返す。近くに住む「古典」のメンバーがお粥を差し入れてくれた。姉は野菜のジュースなどをドアの外においていく。それで約2週間経って胃袋が空っぽになった頃、体調はメキメキ回復した。

すっかり浄化された血液が流れ始めたかのようで、どす黒くなっていた血管が次第に青みを帯びてきた。今はほとんど血管が目立たなくなった。筋トレや過剰なカロリー摂取はアスリートや若者たちのように自力で消費できればいいけれど、私のような高齢者には毒となるのだと初めて実感した。もうこの辺でゆったりと暮らそう。ずっと突っ走ってきたのだからこの辺でね。






















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