最近野良の雰囲気がやっと家猫らしくなってきた。穏やかな眼差しが艶々した毛並みとよく似合う。昼寝する姿はもうあけっぴろげ。お腹を無防備に見せてひっくり返っている。私が撫でようとすると、以前だったら少し身構えていつでも逃げ出せる態勢ををとってから、撫でられるとほっと力を抜くところがあったけれど、今や触っても目も開けないで伸びをしたりあくびをしたり。
この野良たち二人とも 同じくらいの年だからそろそろ猫としては中年すぎで、長年の暮らしが変わっても、そうそう本人たちは変われない。最初に写真が残っているのが2017年でその時すでに大人だったからかれこれ9歳から10歳、いやもう少し上かも。野良猫としては相当な長寿で健康で幸せな方だけど、それでも厳しい生活をしてきたのだった。
最近は温かい家にいれてもらい、餌にも不自由なく穏やかに生きられるようになってきた。そのことに御礼を言うつもりなのか、二匹で勢いよく外から飛び込んできたと思ったら、私の足元にぽとりと落としたものがあった。黒っぽい塊でなんだろうとよく見ると、きゃあー!小鳥さんだった。
雀ほどの大きさだけどもう少し小ぶりなので、子雀かとも思えるけれど毛色が違う。背中が薄緑。ピクリともしないからもう死んでいるのはわかるけれど、この二匹の中年カップルがこんな小さな鳥を素早くゲットできるとは思えないから、他の猫が落としていったものを拾ってきたに違いない。それを私に持ってきてくれたのは日頃の感謝のしるし?ありがとう。でもこんな恩返しはご遠慮させていただきますよ。コトリさんがかわいそうでしょう。
小鳥が活発に餌を探して飛び回る頃、人間たちは税金の確定申告で大わらわ。私は昨年と一昨年は体も脳も死んでいたから、ひどく雑な申告をしたために容赦なく税金を取られてしまった。計算間違いもあり、説明不足により経費が認められなかったりして、生活苦に拍車がかかった。今年はそうなるまいと密かに備えていた。
今までは忙しさのあまり、領収書などをポンポンと抽斗に放り込んでいたので、いざここというときに見つからないことが多く、なきたいほど嫌な作業だったので今年は少し頑張ってみた。その結果、昨年までとは見違えるほど楽に見つけることが多くなって、なあんだ、こんなに楽にできるじゃないと思って、またすぐに油断をしてただいま休憩中。
ちょっと見通しが良くなったので、もう怠け癖が出てネットの漫画なぞをぼんやりと見ている。これが実にくだらないというかどれもが嫁姑問題、夫婦の浮気や離婚などが題材で、それを毎日見ているうちに面白くなってきてついつい続きを待ち構えるようになってしまった。それもこれも暇で時間がたっぷりあるので。面白くて絵がうまいというのはほんのひとにぎり。うーん、漫画の世界も厳しいのだろうなあ。
こうしてうだうだしているとあっという間に時間が流れて確定申告の書類提出期限に遅れてしまうのだろうなあと、毎度のことながら今年も嫌な気分で過ごす羽目になっています。なぜこんな面倒なことをしなければいけないのかと毎年考えていたので、今年は税理士を頼もうと思った。
一体どこで頼めるのか、全くのド素人なので市役所に訊いてみた。すると役所近くの商工会議所の電話を教えてくれたから電話してみると、「ここは税理士さんの紹介所ではないから税務署に訊け」という。税務署では親切ではあるけれど一向に結論が出ずに日が暮れてしまいそうな長話しとなって、結局申告書作成会場に予約して税務署の相談会場に来るるようにと。こんな人でもお給料をもらえるのかなと思えるほどのトロさ。これなら私にもなれる!
ネットで探した税理士の料金がえらく高いのにはびっくり。いくらなんでも普通の家庭人が確定申告書の作成に20万とか出せます?それにそのサイトの電話が頭に+のついた番号で、詐欺事件などで外国から指示している番号もそのような番号ではなかった?最近はなにもかも怪しいので、古いと言われようとアナログな手段で探すほうが良さそうですよ。これ本当に大丈夫なのかしら。知っている人がいたら教えてほしい。
もし私の確定申告を代行してくれる人がいたら、私は小鳥なんかではなく大きな鳥を恩返しに差し出すのに。ハシビロコウなんか私は好きなんだけど、どうかしら?今の私はハシビロコウに変身しかねないほど暇で。漫画の悪口言ってるけれど、このブログだってそうとう退屈なのによくいらしてくださいました。御礼申し上げます。
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