2025年7月11日金曜日

セコムさんありがとう

夢を見ていた。

古くからの友人で以前はずっといっしょに旅したりお酒を飲んだりしていたのに、最近はとんとご無沙汰の人の夢。彼女は髪の毛に金色の大きなリボンをつけて華やかに笑っていた。なぜかそこで目が覚めた。そしてなぜか電話の着信音のようなものをきいた 。こんな夜中に電話かけてくる?スマホに着信記録は見当たらない。時間は午前2時。

夢か。なぜか数年来少しも会わなかった人の夢を見るなんて、なにかあったのかな?明日電話してみよう。ベッドに戻ってもう一度眠りにつこうと思っていたら外の階段を上がってくる静かな足音を聞いたような気がした。こんな夜中に上の階の人が帰ってきたのかな?

私の耳は地獄耳。最近日によって少し聴力の衰えを感じることがあっても、あいかわらずよく聞こえる。忍び足のような足音が気になる。起き上がってドアスコープから外を覗くと、信じられない景色が目に飛び込んできた。向かい側にレッスン室のドアが見える。でも、開いている。明るい部屋が見える。一体なにが!その後の自分の行動が、これも信じられない!

なんのためらいもなく部屋を出て隣へ行った。私はあまり物事に驚かない性格で、ステージで演奏しているときに様々なハプニング・・例えば大きな地震が来たりとか、誰かが繰り返しを間違えたり、イヤリングが落ちたとか・・それでもびっくりすることなく平常心でいられるのだ。でも今回は自分の家のドアが開いていて電気がついている、この夜中に、普通びっくりするでしょう。

隣に行くと玄関に大きな男の人が立っていた。ああ、セコムさんだ。またやらかしたか!

生活反応がなかったものですからと言われる。生活反応の警備の契約をしているので、一定の時間反応がないとこうして見回りに来てくれる。独居老人が中で倒れていても誰も気がつかなければ、孤独死になる。周囲は大迷惑だからと契約した。それで時々反応装置をかけていない場合は警報装置が作動してこうして見回ってくれるのだ。

時々と言っても頻繁にというほど装置のかけ忘れが多く、電話がかかってくる。するとさっきの着信音はこれだったのか。そこで電話に出なかったのでわざわざ見回ってくれたのだ。半分ボケた老人につけた装置は頻繁に作動して警備の人たちを悩ましている。昨日寝る前にちょっと気になった。レッスン室のセコムかけたかな?でも、さっき鍵をかけた記憶あるし大丈夫だろう、と。こういうときにはたいていかけてないのだということは長年のことでわかっているのに。

最近特に頻繁にかけ忘れる。これはいかん。猫は全く役に立たないから犬を飼おうかしら。猫は私が目覚めたついでに窓を開けさせてフラリと真夜中の外に出ていった。







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