2017年9月16日土曜日

台風

今週末、大型の台風が上陸するかもしれないという。
日曜日は代々木上原のムジカーザで演奏する予定なのに、ちょうどその頃に風雨宴たけなわらしい。
さて、どうしよう。
車で行く予定だったけれど、ムジカーザの駐車場は坂道の途中から地下に降りていく。
そこにゲリラ豪雨が襲ってきて水浸しにならないかしら。

私の出番は遅い午後。
リハーサルは早い午後。
出番までの時間は、元いた渋谷の音楽教室に行ってコーヒーを飲ませてもらうのが毎年のことだったけれど、辞めた講師がノコノコ現れても歓迎してくれる良い教室。
でも今回は猛風雨の中を歩いていくようではずぶ濡れ。
昨日美容院に行って綺麗にカラーを入れてきた甲斐もなく、ザンバラ髪になってしまう。
化粧は剥げ落ち・・・もっとも化粧はほとんどしない。
美貌に自信があるからではなく、なにをしてもどっちみち綺麗にはならないから。
口紅もしょっちゅう行方知れず。

ある時テレビ局に行って、本番前に口紅を忘れたことに気がついて、売店に買いに行った。
化粧品売場の女性に「口紅ください」と言ったら「色はどうします?」
「何でもいいの、ついていれば」と言ったら血相変えて怒られた。
「何でもいいじゃありません」息を弾ませているのでびっくり。

お化粧にこれだけ入れ込める人もいるのかと感心した。
それでも最近のネット動画で化粧で化ける過程を撮ったものを見ると、なるほど。
最初と最後では全く別人になる。
こんなに綺麗になるなら、命がけでお化粧する気持ちもよくわかる。
化粧で騙されて結婚したら、次の朝別人がいたという書き込みも時々見るけれど、動画を見る限り大げさでもなんでもなく、本当のことかなあと思う。

仕事仲間にそれはそれは美しい人がいた。
彼女はテレビ局に来ると、真っ先に洗面所へ直行。
中々出てこない。
たぶん髪の毛の具合、お化粧直しなど入念にチェックしているに違いない。
化粧でごまかすのではなく骨格が綺麗で、いつ見ても完璧!
それでも彼女は単に顔がきれいというだけではなく、廊下などで知り合いに出会ったときにきちんと立ち止まってお辞儀をするという。
私のように通りすがりに「やあ」などとは決して言わない。
そういう礼儀正しさがおじさんたちのハートをギュッと鷲掴みにしているようだ。

ある時、コンサートマスターが楽器のケースをあけて「あ、楽器が入ってない」と間の抜けた声を上げたことがあった。
家を出る直前まで練習をしていて、しまい忘れて出てきたらしい。
私は彼の隣でお腹を抱えて大笑いした。
テレビ局は幸いにもヴァイオリン工房のたくさんあるエリアだったから、楽器屋さんに借りて仕事は事なきを得た。
あとで私はさんざんコンマスに責められた。
礼儀正しく美しい人はSさんというのだけれど「あの時Sさんだったら優しく慰めてくれただろうにnekotamaさんはあんなに笑ってひどい」
「しかもみんなに告げ口したでしょう?休憩時間にロビーに出たらもうみんな知っていて恥をかいた」とも。
言っておきますが、私は休憩時間まで笑っていて、他の人とは口をきいていませんよ。
あの時の彼のなんか気の抜けた声を思い出すと、いまだに笑いがこみ上げてくる。

あらら、台風の話がとんでもない方に逸れてしまって・・・
明日、台風の方が逸れてくれるのを祈るばかり。












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