ピアノの調律が終わったので、ちゃんとしたピアニストに試し弾きをしてもらいたいと思って声をかけたのはいつものSさん。私の引退宣言以来会っていないし久しぶりでなにか合わせて見ようという約束になった。本当は今日がその予定の日だった。
昨日は美容院へ行ってあまりの暑さにへとへとになって帰ってきた。これはやはり危険な暑さだと思い「明日の練習はどうする?」と尋ねようと思っていたら先に彼女の方から連絡があった。やはりやめておこうということになって、残念だけれど中止。
なんてこった。この暑さ尋常ではない。
世界が騒がしい。トランプ大統領が世界中の経済を引っ掻き回しているから、彼の顔色を伺う日本も大変。地球のそこかしこで戦争状態が続いている。気象状態が不安定で災害が多発、経済もそれにつれてバタバタとしている。しかしトランプさんは何がしたいのだろうか。
選挙でアメリカファーストを掲げたために他国に威力を見せつけないといけないから、大げさに騒ぎ、しかし世界中が相手だから思ったより相手はしたたか。思うようにはいかない。それでなんとなく人相が変わって、弱気の表情が見え隠れする。しかし強引すぎて見ていると大丈夫かい?と声をかけたくなる。
特に大学内までも人種差別で、これはもう末期的だと思ってしまう。こんなことしていたらアメリカもおしまいではないかと。トランプさん、あなただってイギリスから逃れて新天地に移民として来た人々の末裔ですよ。お忘れですか?大切な研究者たちまでも追い出して、それでアメリカは栄えるとでも?
nekotamaには政治や経済や、そういう難しいことは書かない主義だったけれど、今のトランプさんを見ていると心配でたまらない。それでわたしたちのピアノ合わせの中止に直接繋がらないにしても、こんなひどい気象異常が発生するのも無理はないと思えてしまう。
地球規模、宇宙的に考えればほんの一時期の異常であって、またサイクルが変わって穏やかなときもあるとは思うけど、今はエキセントリックな大統領と極端な天候に振り回されて右往左往する人々で溢れかえる悲しい時代。こんな極端な人に世界を任せておけるのか心底心配している。大体何がしたいのか。なるべく争いを避けて言葉を交わし信頼と秩序を大切にするのが、アメリカの民主主義の根幹ではないのか。自分だけの考えで世界を掌握するなんて!
日本の政治はコメ絡みでJAが暗躍しているとか。古い政治の仕組みが邪魔してコメ不足が重大な局面を迎えているそうで、それはそれで非常に問題だけれど、アメリカのたった一人の大統領に世界が振り回されているのを見るにつけ、まあ、平和だなあと。でも困るのです。
日本の将来を考えると、まず子どもたちの教育に全力を注ぐ必要に迫られている。日本では若者の選挙の投票率が30%強、フィンランドでは90%に近いと聞いて絶望的になった。フィンランドでは小学校から政治の仕組みを教えるとか。本当に必要なことを考える教育の仕組みが確立されているらしい。政治家も党派を超えて討論することもあると聞くと、仲良しグループで意見をまとめる日本では考えられない。
常々思うことは日本人は議論ができない。例えば、自分の考えを明かさず他人の意見を待って大多数に賛同するとか、非常にずるい。意見が対立すると喧嘩腰になる。お互いに意見を取り交わしているのだから、喧嘩しているのではないにもかかわらず。
言いたいことをきちんという、相手の話をちゃんと聞く、前提にはお互いに嘘をつかないこと。こんなことを言うと相手に感じ悪く取られてしまうからという遠慮が諸悪の根源。私ははっきり言いすぎてトラブルを招く。でもこれが日本でなかったらちゃんと聞いてもらえるのになあという思いが強い。
nekotamaは平和に過ごしてきたけれど、それだけでは済まない世の中かもしれない。ある日突然騒動を起こして捉えられ、牢獄で叫んでいるかもしれない「コメ食べさせろー」なんて。キャッツフードでなくおコメをください。
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