2021年4月24日土曜日

ワクチンの予約ゲット

 予約できなかったのは私のせいじゃなかった。サイトの方でシステムエラーが発生したらしく午後6時以後に予約ができる状態になったらしい。その御蔭で私は5月の後半と6月の半ばに2回、ワクチンの接種ができることとなった。それまでに今我が物顔で跋扈しているワクチンが変種化しないようにひたすら祈るのみ。それまでに感染しないように祈るのみ。

明日から緊急事態宣言、最後の自由を楽しむために人々がどっと外に出たようだ。今日は私達のスキーの仲間だった根本さんが生前に描いた絵の展示されている画廊にでかけた。今日が最終日。どうしても彼女の遺作を見ようと思い、コロナワクチンの予約を午前中いっぱい頑張って結局予約ならず、断念して14時ころ銀座の画廊に着いた。驚いたことに今まで以上の電車の混雑、最近は休日といえども電車は混んでいなかったのに。

銀座も最近にしては混み合っているし、なんだか怖い。いつもの展覧会だと初日か最終日にパーティーがあるけれど、それもなし。小さめの画廊には絵の出品も少なく、見学者もほんの少し。毎年恒例の展覧会なので描く人も鑑賞する人も顔見知りだけれど、皆さんだいぶ高齢化して出品者も減少の一途。根本さんの絵は一番最初に飾られていた。彼女はいつも山の景色を描いていたのに、前回可愛らしい花の絵を出品していた。珍しいねといったのを覚えている。

彼女はスキーの上級者だった。毎年海外に滑りに行く。そこで撮った写真をもとに大作を描いていた。彼女らしいおおらかな手を抜かない作品は、彼女の性格そのもの。いつも優しい笑顔を浮かべているけれど、自分の意見ははっきりと言う。私より年上だからスキーのザックが重そうでつい手助けしようと手を出すと「やめて!」叱責される。「私これが持てなくなったらスキーをやめるんだから」そしてついに彼女はスキーも生きることもやめた。最後の歳までゲレンデに立っていた。きれいな人だった、いつもチャーミングな笑顔の人だった。絵の下に小さな写真がおいてあったので思わず手にとって抱きしめた。

家に帰って、もうすっかり予防接種の予約は諦めていたけれど、なんとなくもう一度ログインしてみたら、あら?なんだか予約ができそうな雰囲気がする。そしてできてしまった。今朝の努力は一体何だったの?私の姉は電話でずっと頑張っていたけれどついに予約ならず。それで明日の早朝からネット予約を試みて見ようということになった。姉は丑年でのんきに「そのうちできるから」などと言っていたけれど、こんなことは早いほうがいい。それまでに予約が埋まってしまわないといいけれど。






























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