若くてウエストに全く贅肉がないきれいな女の子が腰をくねらせて踊るコマーシャルはしょっちゅう見ているけど、興味がなくてなんのコマーシャルなのかも知らなかった。お米を買うということもなかった。大抵はさとうのご飯で済ませてしまい炊飯器をつかうこともなくなっていた。
最近のコメ不足の報道を見てスーパーの米売り場に行ってみるとなかなかの値段がするものと判明。高いなあ。最近、パエリアを作ろうと思っていて、家に米の備蓄がなく、さとうのご飯ではできないからどうしても米を買わねばならない。ふと隅っこを見るとマンナンヒカリなるものが小さな袋で売られていた。私はこれを少量販売のコメだと思ったから買ってきた。2キロや5キロなんて買ってしまうと我が家では10年くらいなくならないから、この大きさはすごく助かる。
朝ご飯を炊くかさとうのご飯でいいか考えたけれど、そういえばマンナンライスをまだ使っていない。早速炊いてみよう。袋を開けると米粒が小さい。ふーん、これで膨らむと普通のご飯になるものなのか。サラサラ軽いし、少し透明感がある。そこで普通の人は気がつくものなのに、私の天才的な脳はなにか米に特殊加工がされていてそうなっているものと考えた。
あんなにコマーシャルで毎日流されているのに気が付かないところも世界の七不思議。それも音楽の途中の合いの手が「にゃくにゃく」って。このニャという響きに弱い。猫がにゃあというのが可愛くてやたらに反応するのですのにゃ。
なんで家でご飯を炊く気になったかというと、先日見つけた弁当箱型炊飯器。ほんの少しの量でもご飯が炊けるらしい。新しもの好きな私はすぐに飛びついて先日はこれでご飯を炊いてみた。それで炊いても感激するほどではないけれど、マアマアの美味しさだった。それで今回ももう一度と思って準備を始めた。ところが前回使ったはずの取説がみあたらない。一度やれば覚えるかと思い捨ててしまったか。
私の頭脳は日に日に衰えて怖いくらいだから、先日どうやったかは全く覚えていない。水とコメの分量も定かでない。でもやって失敗すればもう一度考えればいい。場当たり的な思考の持ち主はいつもこれで失敗する。
コメと水の分量は多分同じでいい。一度コメを水に浸しておくと良いと書いてあったっけ?マンナンヒカリをおぼろげな記憶で計量して入れた。そして水もほぼ同じ?しかし失敗して器械を壊すといけないから一度は鍋で炊いてみよう。火にかけて沸騰して2分、なんだか変!蓋をあけると、なんと!もうご飯がたけている。まさか。
しみじみとご飯を見つめて考えた。このコメは特殊な加工が施されていて早炊きなのか。改めてマンナンヒカリの袋の説明を読むと、米を洗って水切り、マンナンは洗わずに米と一緒に・・・なんだ米と一緒にって・・・これはコメではないのか。
すでに炊きあがった米を食べてみたら、なーんだ、こんにゃくだあ。炊きたての御飯の甘みも香りもないけれど、食べて食べられないものでもない。なすと鶏肉のお浸しを混ぜて美味しくいただきました。特に今日の朝ご飯はカロリー控えめ。納豆にも合わないでもない。ダイエット効果抜群。これを食べていたら、私も贅肉ひとつない、すべすべのウエストのコマーシャルのお嬢さんたちみたいになれるかも。乞う、ご期待。ニャクニャク。
投稿してから一夜明けて、今朝気がついた。コマーシャルの歌の歌詞は
こんにゃく畑で🎵🎵🎵🎵って ちゃんと蒟蒻って言ってるのをずっと聞いていたのにホント、馬鹿ですね。それに弁当箱型炊飯器の水加減も思い出して、今日は本当のお米が食べられそう。バカバカしいおはなしで申し訳ない。やはり睡眠は脳のビタミンですね。
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