2013年8月23日金曜日

夏の疲れ

美容院で毛染めしてもらっていたら、急に眠りに落ちてしまった。頭がグラッとしてハッと目が醒める。「あら、ごめんなさいね。やりにくいでしょう?」と言ったらエレガントな男性美容師は「いいんですよ。どうぞお休みください」と言ってくれる。お言葉に甘えてずっと、コックリ居眠りを続けた。急に頭が動くと手が滑って顔にヒゲでもかかれないかと心配したけれど、済んでみたら髪だけきれいに染まっていた。カットも無事終了。ほとんど起きていられなくて、眠りの森の美(?)女は起こしてくれる王子さまもいないので、しかたなく自分で起きて仕事場へと向かった。いつからか私は眠りの達人になった。どんな所でも眠ろうと思ったら・・・思わなくても寝てしまう。一度東京文化会館のリハーサル室で、ピアノのカバーがはずしてあって、それに包まって熟睡したことがある。一緒に居た人達にあきれられた。文化会館の方達ごめんなさい。でも、ずっと前のことですから、時効だと思います。ステージのソデで出を待つ間に眠るという離れ技もやってのける。これも本当にはるか昔のことだけれど、袖でぐっすり眠ってしまい、ステージマネージャーに起こされた時には、もう全員が板付きになっていて、ヴァイオリンの前の方の席に一人でコツコツ靴音を響かせて歩いた時には、穴があったら入りたかった。音楽教室の床で寝ていたらガラス戸越しにこちらを眺めて大笑いしている人達が居たこともある。寿司屋のカウンターなんていうのもあって、さぞや職人さんも迷惑だったことでしょう。札幌でラーメンを眠りながら食べて汁に顔が付きそうになっていたら、友人が笑いながら連れて帰ってくれたことも。1番の失敗はせっかくプラネタリウムに連れて行ってもらったのに、夕日が落ちて夜になると同時に寝てしまったこと。連れて行ってくれた人はいまだに怒っているみたい。ごめんごめん、まだほんの子供なんだから許してください。

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