2010年11月15日月曜日

酔っ払いからの電話

スキー仲間で、飲み友達の青ちゃんから電話があった。背後のうるさいこと。また酒盛りの最中らしい。すっかり忘れていたけれど、そういえばスキーの先生がスキー用具を選んで、その流れで宴会に突入する、毎年恒例の飲み会だったけ。ここ数年の忙しさから、スキーはおざなりになっていた。今シーズンは暇もできたし、何回かでかけよう。ちゃんとレッスンも受けることにしよう。「先生が寂しがってたぞ」うそばっかり。私が現れないのでどんなにホッとしているか、目に浮かぶ。先生は源ちゃん先生と呼ばれている。熱心さの余り、少し煙たがられてはいるが、おかげでみんな年をとっても、安全で、きれいなスキーができるようになった。その中で反抗的な何人かも、次第に効果が顕れるのを見て、納得していく過程が面白い。私たちのグループでお願いして、毎年講習を開く。初めのころ先生はまだ若く、頑固でいこじで分からず屋で、手に負えなかった。私たちのグループは山田会長率いるところの、雪雀連。いい加減をモットーとするアウトローの集まりだから、先生もカリカリ、こちらも突っ張っていて、丁々発止と火花が飛んだ。とにかくスキーの話以外絶対にしないという、堅物というか変人だった。食事の時も寝る前まで、スキーだけ。朝おはようというなり、今日はどんな内容でレッスンをするか、延々とはじまるので本当に辟易した。コースに出れば、いわれたことが出来ないうちは、昼食もたべさせてもらえない。でも、最近皆が上手になったせいか、くたびれてきたせいか、ずいぶんおとなしくなってしまった。やはり源ちゃんは仁王立ちになり、ゲレンデ中に響き渡る声で私たちを怒鳴りつけていた、あのころのイメージでいてほしいなあ。でないと、こちらも反抗のしがいがない。

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