2010年11月17日水曜日

やったね!はやぶさ

「はやぶさ」が「イトカワ」から岩石ーと言ってもチリみたいなものらしいーを持ち帰ったニュースを聞いて、なんだかホッとした。7年もかけてやっと宇宙の果てから帰ってきて、お土産なしとわかったら、世間の目はどれほど厳しいものになることか。もとは搭載されたイオンエンジンがうまく動けば、目標は達成された。でも、その上岩石の回収があれば百点満点の五百点だそうで、新聞に掲載されたはやぶさプロジェクトの研究者たちのうれしそうな笑顔は、地道にこつこつと研究を続けてきた人たちの最大級の喜びの表現と思える。これで事業仕分けを免れるかどうか。学問、芸術などはお金がかかる上に結果が出るのは時間がかかる。今、すぐに手っ取り早く成果を求めるのが、世界的な傾向だと思う。宇宙のことなどでなく、若者の雇用が先決、子育て支援が優先と考えられがちだが、それだけでなく遠い将来を見る目も大切。研究には将来役に立つかどうか不安なものもあるとおもうけれど、結果として必ずどこかで役にたつのではないか。当初の目的とは別のところで役にたっている研究結果もたくさんあるでしょう。この頃周り中からいじめられているかわいそうな日本。でも、まだこんなに素晴らしいいことが出来るのさ、世界中にアピールしたい。裁判員裁判のいやなニュースと、この喜ばしいニュースのあった日でした。

2 件のコメント:

  1. 花より団子とはこういうことでしょうか

    事業仕分けをインターネットで見ていて思うのが、兎に角役人の節操の無さ。「いかにもお役所的」という言い方が一般化していてそのこと自体もどうかと思うのですが、いくら聞いても無駄と思えることを胸を張っていうのだから呆れるばかり
    逆に例のスーパーコンピュータの件もそうだったのですが、ああしたものに関わる人達のプレゼンテーション能力の低さには驚きを通り越して哀れにも感じてしまいます
    将来に渡って重要なことに関しては確かに現在形で説明するのが難しいのは確かですが実はそれをきっちりと説明して理解させる事はしている事と同じ位重要だと思います
    こうした大変な時期の時は何よりも教育や教養に力を入れなければならないのでしょうが、どうにもピントはずれな政策ばかりで困りものです

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  2. そうそう。大臣が馬鹿なこと言ったとか言わないとか、日本の政治の次元の低さは末期的。菅さんがいつもものを読み上げているのも情けない。オバマ大統領との会談の時ですら、よんでいましたね。ほんとに、しっかりしてくださいな。玉三郎党を立ち上げようかしら。

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