2014年4月14日月曜日

春スキー

予定では、今頃天元台に居るはずだった。
同行者が集まらず断念。
さすがの「雪雀連」も皆さんだいぶ歳を重ねてきて、なにがなんでも行くという人は現れない。
予定は遊びモードに入っていたので、ここ数日は遊んでいる。
この切り替えが私には必要なのだ。
人一倍緊張体質なので、コンサートに向けての緊張はただごとではない。
いくら練習しても心配でたまらない。
気が狂ったように練習して、最後には吐き気がしてくる。
お腹は壊しっぱなし、しかもストレスから来る過食で胃は焼け付く。
一山越えると、開放感からくる気の緩みで、あとは遊びまくるので、それもやり過ぎる。
という悪循環が今までのパターンだった。
さて、もういい歳なので、ゆったりと、遊びも優雅にと思うのだがどこまで出来るか。
春から初夏には天元台、月山、八幡平でよく滑った。
梅と桜が同時に見られる北国の春。
山は青く川は清涼で花が咲き乱れ、それはそれは美しい。
自然はこちらに合せてくれないから、時にはゲレンデは蕗の薹だらけだったり、強風でゴンドラが動かず長靴を借りて山道を登ったりさせられる。
蕗の薹を摘んで、ホテルで天ぷらにしてもらうこともあった。
雪がなければ遊びの天才である「雪雀連」は、あらゆることを考え出して遊ぶ。
前にも書いたが、時には怪我をする人もいるけれど、軽い症状なら意に介さないで、運転手としてこき使う。
ある年、このグループに初めて参加した人が怪我をした。
雪が少なくてゲレンデの幅が無く、ちょうど雷も鳴り始め、急いで降りようとして切り株に衝突、脇腹をしたたかに打った。
怪我人に会長は「Nさん、運転はできるね?じゃあよろしく」と、幸い(?)手足は怪我をしていないこの人に運転してもらう事に。
山スキーは、車で皆を上に運び、そのまま戻って下で待機、降りてきた人を又上に・・・という具合に1人は滑れない人が出る。
滑りたい人ばかりだから、この役目は気の毒なのだ。
あらあら、あんなひどいことを言ってと思ったけれど、言われたNさんは喜んで運転してくれた。
もう二度とこのグループには来ないと思ったら、どういたしまして、その後一番熱心な会員となった。
八幡平では皆の持ち寄りの缶詰やパンで昼食を摂る。
ホテルの広いベランダで寒さに震えながら、冷たいビール。
これも又、乙なものです。
打ち合わせがないから、それぞれ勝手に持って行くので、ある年はソーセージやハムばかり、パンがたりなかったことがあった。
次の年はパンばかりになって笑った。
こういういい加減さが取り柄。
もっとちゃんと打ち合わせれば?と思うでしょう。
それでは面白く無い。
なにが起きるかわからない、一寸先は闇が面白い。












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