2014年4月19日土曜日

dtab

パソコンの先生が新しく私に用意してくれたのが、かわいらしいdtab。
以前から旅行中にもブログの更新をしたいと思っていたので、去年は少し大きめのタブレットを持ち歩いていたけれど、旅行鞄に入れると嵩張るのと重くなるので、今度のdtabはちょうどいい大きさ。
画面が今まで使っていたスマフォよりも大きく、キーボードも付けてもらったので、旅先からのブログの投稿も以前より楽になった。
只今dtabから投稿中。
うちにあったCDも何百曲ととりこんでもらった。
これにもすごく時間がかかったらしく、時々私のせいで、先生はヨレヨレになっている。
パズルも面白いので、これさえあれば退屈しらず。
とにかく至れり尽くせりだから、全ての設定が出来ていて、後は私がしっかり利用すればいいように準備されたものが届けられる。
長い間あまりにも保護され続けてきたものだから、もう独立しようにも無理になってしまった。
引導渡されて面倒見を拒否されるまでは、コバンザメのように張り付いていることにした。
可哀相に、私が若い綺麗なお嬢さんなら彼もさぞうれしかろうに、古ぼけたタヌキでごめんなさい。

中年過ぎてからパソコンを始めたのも、近所に不思議なお店があったから。
いつ見ても店に人の姿がなく、携帯電話がぶっきらぼうに数台並んでいるだけ。
時々お客さんがいて、対応している人が見える。
その頃私は仕事を電話で受けていた。
留守電の調子が悪くて、事務所とトラブって、携帯を持つように強く言われていた。
まだ世の中、携帯を持つ人も少なかったので、何事にも乗り遅れる私が持っているわけもなく、あまり乗り気ではなかったものの、相談してみるだけならとお店に入ってみた。
その時対応してくれたのが、それ以来アホの面倒を見ることになってしまった可哀相な先生その人だったのです。
初めての印象は、ン、おぬし出来るな!だった。
とにかく頭がものすごく良くて、白皙の青年で、私はすっかり惚れ込んでしまった。
全ての手続きが滞りなく進んだ。
その時店にはってあった紙にパソコン貸しますと書いてあった。
ワープロは触っていたがパソコンは未経験なので、ムラムラと好奇心が沸き上がった。
しばらくして、パソコンを借りることになって、何もかもわからないことだらけ。
それで店に電話して質問すると「メーカーのサポートセンターに電話して聞いてください」と冷たい返事がかえってきた。
言い方がぶっきらぼうだけど、私には同じような口のききかたをする兄が居るから馴れている。
それでめげていたら今の私はいないわけで、食い下がる。
とても電話が混んでいて繋がらないからとかなんとか言って、サポートしてもらうことに成功した。
彼はサポートするとなると心底仕事熱心で、何時間もかけて熱心に色々な設定をしてくれた。
本当に楽しそうに仕事をしているから「パソコンがお好きなんですね」と言ったら「好きじゃないですよ、こんな面倒なこと」と返されてしまった。
普通の人はそこでめげる。
でも私はめげずに(そんな面倒なこと)をそのあと10何年もやってもらっている。
信じられないような緻密で根気のいる仕事を、コツコツとする。
私とは正反対の性格で、仕事ぶりを眺めていると、こういう人が居るから日本の技術は優れているのだと思う。
私がヘマばかりするので時々投げ出したくなるらしい。
私だってそのくらいは気がつくけれど、コバンザメはサメがいないとパソコンが使えなくなってしまうのです。



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