2014年2月12日水曜日

勝手なことを

今までいくつ眼鏡を壊したことか。
天を仰いでため息をつく・・・はあ~
私が行っていた眼鏡屋さんが閉店するというので、割引券を頂いた。
前に作った楽譜用のレンズが、大変薄いガラスなのでちょっとした衝撃ですぐにパリンと割れてしまう。
あまりに高価なレンズなので、おいそれと買い換えられないから別の安いレンズでがまんしていたけれど、この際もう一度と思って作り直してもらうことにした。
それでも、今まで縁なしのステージ用のフレームを縁ありのものに換えてもらって今日できあがったので取りに行った。
お店で試してみると、ちっとも見えない。
たしか前のレンズとピントは同じにと頼んであったのに。
それでも店内の照明が抑えてあるのと、自分の目の調子が悪いからかと思って、一応自宅で試してみることにした。
自宅に持ち帰って、譜面台のところに立って見るとピントがまったく合わない。
前に行っても後ろにいっても、ぼやけてしまう。
眼鏡の役割を果たしていない。
これなら裸眼の方がよほどまし。
前の割れたレンズの眼鏡も取っておいたので、かけてみるとそれはちゃんとピントが合う。
これは誰かのものと取り違えたのではないかと思って電話したら、以前眼鏡を作るとき検眼してくれた店員が出て「そうですよね」と言うではないか。
なに?それ。
要するに新しい眼鏡を作るときに応対した店員は、私が前の眼鏡と同じ度数でと言ったにも関わらず、遠目用の眼鏡にしてしまったらしい。
私は遠目はまだしっかり見えるから、なんの不自由もない。
視力は1.0くらい、運転にも支障は無い。
前に作った時の店員さんが覚えていて(なんたってしょっちゅう壊して作り直していたから)変だと思っていたらしい。
それで電話に出たときに別に驚いた風もなかったのだ。
それにしても間違える人って、なんでそうなるのだろうか。
その人の前でも楽譜を壊れた眼鏡で見て、これと同じにと注文したのだから間違えようはずがないのに。
しかもその時検眼しなかったのだから、めちゃくちゃなピントで作ったことになる。
なにかちょっとトロいなとは思っていたけれど、これほどとは。
ホームページを見ると沢山の店舗のうち数件が店じまいするらしい。
有名な高級眼鏡のお店なので、こんな人を雇うのは、そろそろお店が傾いているのかなと同情はするけれど。
今安くて手軽で斬新なデザインの眼鏡が沢山出来て、旧態依然としたこういった高級眼鏡は流行らなくなったのかもしれない。
普段私は安物の眼鏡で十分事足りている。
楽譜用なのでステージドレスに合う眼鏡をと思っているだけで、普通なら決して贅沢はしない。
それなのに、こんなつまらないミスをされると腹が立つ。
大事な仕事の道具なのに。























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