2014年5月10日土曜日

女3人よれば

西湘フィルの定期演奏会を明日にひかえて、最後の練習が夕方から始まる。
今日は会場練習で、終ると9時半。
それから家に帰るには遠すぎるので、駅前のホテルに泊まることにした。
コントラバスのHさんとヴィオラのFUMIKOさん。
お互い長い付き合いだから、初めは近くの温泉の和室で雑魚寝と思っていたが、遊びに来ているわけではないので、やはりホテルに部屋をとった。
それでも練習が終れば少しは楽しくお酒でも一緒に飲むつもりで、ワインとつまみをいそいそと用意をする。
車に積めば色々な物が持って行けるので、あれもこれもとなってしまう。
ワインと一緒なら果物入りの固いパンに臭くて塩っぱいブルーチーズをのせ、その上にマーマレードをのせる。
これが実にワインに合う。
アンチョビとオリーブの塩漬け、スモークサーモンも。
それにサラダとトマトがあれば、夜食としては出来すぎ。
少し食べ過ぎかな。
コーヒーも忘れずに。
そんなことを考えて居たら、楽器を忘れそうになる。
私の友人達は、何れ劣らぬ面白い人達ばかり。
苦労が無いわけでは無いが、目一杯人生を楽しんでいる。
コントラバスのHさんは、ご主人の難病の介護を数十年、ご主人が亡くなったストレスでご本人も乳がんと大腸ガンを発症。
数回の手術を乗り越えた。
その間お嬢さんを育て、大学を卒業させ、社会人として世に送り出した。
普通の人ならとっくに鬱病になっている様な、そんな大変な中でも大学で教え、ご主人の介護のために勉強をして、ついに介護士の資格までとって仕事にしてしまった。
さらなる上を目指して、勉強を続けているらしい。
いつ会っても笑顔が輝いている。
乳がんの発病が私と同じくらいの時期で、お互いに気遣いあって病を克服してきた、謂わば戦友でもある。
圧倒的に彼女の方が修羅場だったけれど。
FUMIKOさんも苦労知らずのお育ちだと思っていたが、いまや2匹のビーグルズの母親。
子育ての大変さを日々、ブログに綴っている。
人はただ苦労すればいいってものではない。
その苦労をどのように自分の中で昇華させて行けるかが問題。


























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