2014年5月1日木曜日

たまさぶろうの入院

最近すっかり歳をとった、たまさぶろう。
少しも食欲衰えず、早朝からめしよこせと大声で鳴く。
ところがこの2,3日、妙に食欲がなくなって、それで缶詰もカリカリも種類を変えてみた。
いわゆる外国産の健康食のカリカリ、缶詰は日本の同じメーカーで原料の違う物。
カリカリは喜んで口をつけたが、その後、大量に吐いた。
粒が大きいからかと、少し細かくしてあげても吐く。
1昨日は元の食べ馴れた缶詰にようやく口をつけたけれど、ほとんど食欲がない。
そして昨日朝はぐったりとして時々水を飲むだけ。
これは大異変!
食欲の権化で朝から大騒ぎするたまが、これでは病気にちがいない。
数えてみればたまはもう18才。
人間の歳に換算すると、優に100才位ではないかと思う。
今日獣医さんに連れて行ったら、その年にしては元気だし毛並みもきれい、他の猫もまだ健康でいるのは、飼い方が上手だと褒められた。
後2匹の雌猫は、食が細くて痩せては居るが、元気で飛び回っている。
よほどストレスが少ないのでしょうと言われたが、その分私がたいへんなのだ。
毎日の気温の差に応じてエアコンの調節、缶詰の種類もしょっちゅう変えて飽きがこないように気くばり、飲み水は活性炭で浄化されるタイプの水飲み器で、水も常に新しい物をと心がけている。
人間だったら「自分でやんなさい!」としかりつけるところだが、猫には滅法甘い。
いつも代わる代わる依怙贔屓のないように、頭をなで抱っこする。ふう~。
それでも猫たちには与えるばかりでなく、こちらもずいぶん慰められている。
仕事が忙しく、突然死してもおかしくないほど働いていた頃、寝ていても動悸が激しくてたぶん血圧も相当高かったと思う。
ずっと耳鳴りもしていた。
ところが猫をなでると、あら不思議。
動悸が治まり、耳鳴りも軽減する。
辛いときには猫に一緒に寝てもらう。
私が突然死せずに生きていられたのも、猫さんたちのお陰。
そのたまが朝から大量に吐く。
吐く物が無くなるだろうと思うのに、水を飲んでは吐くを繰り返したので、とうとう病院に連れて行った。
以前から腎機能の4分の3は停止していると言われていたから、尿毒症かもしれない。
とにかく昨夜は病院にお泊まりしてもらって、治療をお願いしてきた。
顔を見るとまだしっかりしているので、たぶん今回は回復すると思われるが、刻一刻とお別れが近づいてきているのだなあと、感無量。
今居る猫たちが、これでもう最後となる。
新しく飼うには私が歳をとりすぎている。
思えば今まで、何十匹の猫を飼っただろうか。
道ばたで倒れていたり、棄てられそうなのを引き取ったり、心に残るような事も沢山あったけれど、何よりもいつも喜びと安らぎをくれた彼らに感謝したい。
全部いなくなったらサバサバしてなんの心配も無く旅行ができる。そうなってほしいような、そうならないでほしいような・・・
もちろん、そうならないほうがいいに決まってる。

今朝たまは退院して、迎えに行ったら大声鳴いていた。
獣医さんにお別れを告げ、退院。
すでに点滴の効果が出て、缶詰をぺろりと平らげた。
飼い主、飼い猫共にお騒がせいたしました。
タマが元気になって、お財布も心も軽くなった。











2 件のコメント:

  1. ネコタマさま、たまさぶろうちゃんに癒されているんですね。うちもワンコですが、癒されてます(特に相方が)。おさいふ軽くなっても、この子のために頑張ろうって思えるからいいんです。少しでも長く、でも無理しないで、そばにいてほしいですよね。

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  2. ほんとに。
    うちは去年1匹いなくなって、残る3匹も老猫。
    だいたい同じ時期に飼い始めたので、これから老老介護に入ります。
    猫の手は借りられないし。本当に役に立ちませんのにゃ。
    お宅はみなさんお若くて、まだまだお元気でいいですね。

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