明日から音楽教室の弦楽アンサンブルの合宿。
毎年、越後湯沢のスキー場のなかにあるマンションのゲストルームをお借りして、発表会前の総仕上げをする。
1泊2日での合宿は、最初に越後湯沢駅近くの釜飯やさんから始まる。
ここで美味しい釜飯をたらふく食べて、いざ、練習!
このマンションには温泉やプールの他、音響の良いホールまで完備されている。
毎年思うのはここで音楽会を開いたらいいのに。
例えば居住者やマンション周辺のホテル、ロッジなどの宿泊客に聴いてもらえば、練習にも一段と励みになる。
と、思うけれどすぐに忘れるから、いつも現地に行ってから思い出す。
早くからスケジュールが決まっていたのに、あまりの暑さに新幹線のチケットを購入しにいく気にもならない。
しかし、明日は土曜日。
東京駅は大混乱でチケット売り場は長蛇の列だと思うと、お尻に火がついた。
自転車を漕いで、隣駅のJRの窓口に並んだ。
少し列が出来ていて買う人達を観察していると、おや?と思うことがあった。
よくネットでおばさんの悪口を読む。
ばばあが横入りしやがって、とか、グズグズして前に進まないとか。
でもね、良く見ているとおばさんよりおじさんのほうがとろいのよ。
今どきのおばさんはどんどん社会に出ていっている。
シャキシャキとチケットを買って、友達と楽しく旅に出る。
世の中の若い男性はおばさんが嫌い。
女子高校生よりおばさんのほうが圧倒的に面白いのに。
ところがおじさんは定年退職して仕事をやめると、友達も少ない。
仕事をしていた頃のプライドがあるから、その頃のままで生きていけると思っている。
いくら前職で偉くても、辞めてしまえば唯のおじさん。
今日見たおじさんは窓口で偉そうに「だから、それを見越してこういうスケジュールにしたんですよ」と宣う。
そのわりに作業は遅々として進まず、結局ちゃんと調べていないことが判明。
職員にいろいろ調べさせて、時間が過ぎていく。
もう一つの窓口もおじさん。
ここも長い時間かかっている。
おーい!少しは自分で調べてからいらっしゃいませな。
たった2つしかない窓口におじさん二人が張り付いて、ため息が出た。
次のおばさんはさっさと購入、若者もさっさと購入。
結局おじさん二人は、たぶん部下にやらせていた作業を自分でやらなくてはならなくなって、とまどっているのかと勘ぐった。
会社にいる頃は事務員や部下がやってくれていたかもしれない。
いざ、自分でチケットを買う段になって戸惑うのはわかるけど、全部自分で調べてくれば長蛇の列にはならないのよ。
調べ方がわからない?
他の人に訊くのはプライドが許さない?
おばさんみたいに訊きなさいよ、周りの人に。
知らないことは恥じゃない。
駅員さんたちに偉そうにしていないで。
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