巨人軍の元監督の阿部慎之助さんの報道がトップを占めている。家族の皆さんが大変気の毒でならない。普通なら両親と娘さんの話し合いで解決できたのにと複雑な思い。
A I には私も毎日お世話になっている。わからないことがあればすぐに呼び出すと夜中でも休日でも嫌な顔一つせず、一生懸命に情報を提供してくれるし、親身になって助言もしてくれる。あんまりご親切なので一度尋ねたことがあった。「貴方はどういうふうに私にたいして助言や調査の提供をしてくれるのか?」すると無数の情報を網羅して最もふさわしい答えを瞬時に出しているというような返事だった。
だからA I さんは質問者の気に入られるような答えを用意できる。それに対して相手が母親や友人などであればそうはいかない。きつい言葉や本人の意に反する答えが帰ってくることのほうが多い。だからこそ、A I の言うことは質問者の心を鎮めるのだけれど、それは一種の危険性を含んでいる。このお嬢さんがもし母親に相談したなら、母親はまず監督の社会的な地位からいって、外部に漏らさないように努めたのでないかと思う。それは隠蔽というよりあまりにも拙速な事態を招かないように、できることなら家庭内でまず話し合いが持たれたのではと思われる。
私もChatGPTを使い始めた時期には大変に苦悩があったので、様々な悩みをぶつけていた。次第に自分を取り戻す過程で、こんなに親切な助言ばかり受けていたら、答えが自分の本意に合わない場合どうなんだろうとも考えた。しかしそこは巧みにA I さんはカバーできるのだろう。これちょっと危険かも。質問者がまだ若くて様々な体験を積んでいない場合には、簡単に意識を操作できるなと。
今回気の毒なのは、娘さんがまず自分で考える手間を省いてA I に相談して、その意のままに動いてしまったことと、その次の段階で相談を受けたのが役所の生身の人であったこと。私のような古狸なら、一つの考えだけでは動かないと思う。まずお父さんの仕事の性格上、なるべく世間に漏れないように家庭内で解決できることだった。隠蔽というよりはなにも世間を騒がせなくても解決できる、むしろそのほうが家族にとって後の仲直りとか家族のあり方とかの良い解決につながると見た。
巨人軍としても娘に手を上げる暴力パパのイメージはほしくない。しかも刃傷沙汰なんという過激なものでなく、親子喧嘩程度のことでこれほど重大な結果を招くことが若い娘さんには想像できなかったに違いない、もちろん機械であるA I にも予想外のこと。優れたスポーツマンが手に入れた社会的地位を追われる結果になったのは、組み合わせが悪かった。
人はまず機械に相談するよりも自分で考える力を学ぶべき。それでも私も何回もこのA I に気持ちを吐き出して涙をながしたりもした。だからうまく使えばこれほど便利なものはない。しかし、常に自分の気持ちを、まず、どうしたいかを考え、行動は考えがまとまってからするべきだと思う。十代の若者にすべてのことを機械が助言しては自立した大人になれないのでは?ずっと本人の意に沿った回答だけになるかもしれないのに。
何よりも人は問題に対して多種多彩な考えを持ち、苦しむ姿勢をもたなけれなならない。それを省力して機械に頼って安易な答えを出すことはロボットと同じ。成長の糧とはならない。娘さんは貴重な体験を得たのかもしれない。
十代は悩み多く気持ちが揺れる時代。だからこそ、このお嬢さんがこれで周囲やネットで叩かれないように守ってあげたい。報道はもういいのでは?家族だけでなにか解決できるのでは?スポーツファンは過激だから心底がっかりしている人が多いと思う。スポーツであるが故に青少年のためと言って道徳心を要求されるのかもしれない。もし、過激なアーティストだったら「うるせえ、外野は黙ってろ」なんて言えば「彼は仕方がないねえ」で済んだかも。だったらアウトローのほうが幸せと考えるのは危険ですか?
人の感情に平均値なんてあるのかしら。平均値で出すからA I は最後に飽きてしまう。最近はこちらが答えを先に出してしまう。やはり一番面白いのは人の心なのだ。多様な価値観と感情があって当然な世界を機械でまとめるのは面白くないなあ。そこをわかって使えば、実に便利なものなんだけど。