毎日毎日・・・なんでこんなに不快な気候が続くのか。まったくおひさまにお目にかかれない日、日本のどこかで車が水没して人が亡くなる。私のインフルエンザはどうしても私を見放してくれない。食慾がない。もう1週間以上ご飯がのどを通らない。果物は卒業したものの、固形物が食べられる日はくるのかしら。
昨日線状降水帯が発生するというので、猫たちをしっかりと家に閉じ込め、眠れぬ時間を過ごした。けれど、テレビ放送の騒ぎにも関わらず、ほとんどしょぼしょぼの雨がわずかに通り過ぎたに過ぎない。今朝勢いよくグレちゃんが入ってきて、おいてあった餌をむしゃむしゃ食べてまたすぐに出て行った。今日も午後からは線状降水帯がお通りになるというから、早めに買い物に行く。
やっと今朝からおはぎがのどを通った。1週間ぶりの固形物。近所のお米屋さんがおはぎを売っているのを思い出したら食指が動いた。お米屋さんの若主人が出てきて、餡と黄な粉を出してきたので両方いただいて帰ってきた。久しぶりでコメを食べる。普通のご飯にしてはずいぶんおいしくない。お米屋さんだからもう少しおいしいかと思ったのにと、胸の内でつぶやきながら。炊き方が悪い。
たぶんお兄さんは普段自宅のご飯も炊いたことがなさそうな。米屋の跡取り息子、だいじょうぶかい?本当のこと言えば、少し歩けばすごくおいしい和菓子屋さんがあって、そこまで往復できる体力がまだないのだ。それでも味が変わるのはいいことで、久々のおはぎはのどを通過してくれた。もうそろそろ元気にならないと練習にも差し障るので、無理しても食べることにした。
しかしコメの威力は絶大で、急に食事をした気分、間もなく元気になれるでしょう。インフルエンザに罹ったのは思うような練習の進捗がなく、それを気に病んでのことと思う。熱帯性の気候は穏やかな秋の日を期待していた日本人の心を折るのに十分だった。いまだに楽器を持ち上げる気力もわかない。困ったことで。これほど毎日湿度の高い熱帯性気候が続くと、日本はこの先やっていけるのだろうかと心配になる。
ヨーロッパを旅行している私の英語の先生のルースさんからメールが届いた。そろそろ日本に帰るからお目にかかりましょうと。彼女は本当に旅が好きで、私だって英語ができれば一人でさっさと旅するさ。でも私は語学力がないからきっとどこかで路頭に迷うだろう。彼女は世界中どこでも大丈夫だからうらやましい。
それならルースさんと一緒に行けばいいじゃないかと思うかもしれないけれど、二人とも超マイペースだから勝手に行動するに違いない。私も周りをはらはらさせるのがいつものことで、エジプトでもニューヨークでも、とっとと一人で出かけて周りの人たちをはらはらさせてしまう。なに、人類みな兄弟ですからね。
一番はモンゴルで初めて大草原を馬で走ったとき、あまりの嬉しさに一人で疾走したとき、現地の子供につかまって、それ以来単独行動禁止にされた。といっても現地の人方見ればほんの駆け足程度の速さ。現地人の乗馬テクニックはとんでもなくすごいので、私が走ったのは猫の散歩程度の速さだったと思う。
あの元気さはいまや私にはない。いまや、インフルエンザでゴホゴホとせき込みながら明日の練習を気に病んでいる1人の老人に過ぎない現状。早く元気にならねばという思いは、もうそれだけのエネルギーが枯渇し始めている証拠なのだ。若いころ、もっともっと世界中を暴れまわればよかったなあ。
チェスタートンやクリスティーやコナン・ドイルものを原書で読むのが来年のテーマなのだ。読めたからと言ってどうこうするものではないけれど、原書で読むと本当に面白い。これは翻訳者のせいではなく、これが長年の歴史によって作られた文化というものなのだろう。中国語なんかはもう手遅れだと思うけれど、あと10年あれば勉強してみたい。