2月4日、3回目のコロナワクチン接種予定。8日に姉の予約も取れた。
8日の姉の接種会場は歩くと30分以上はかかるようなところにある病院だから車で送ってあげるというと「あのくらい歩けるわよ」だそうで、頑固に送迎を拒否する。それでいて「私はなんでも少し早めに行くから1時間前には着いてほしい」と宣う。いやいや、そんなに早く着いては病院にも迷惑、第一待合室には当然病人もコロナ予備軍もいないとは言えない。早く行くより予約時間の10分ほど前に行って手続きと問診票を書いて待つのが効率的だし安全でもある。しかし頑として1時間まえと言い張る。やはり送ってもらう気なのだ。 もし待合室がいっぱいで外で待つようなことになったら、この寒さ、風邪を引く。近くにカフェでもあればいいけれど、そんなところではない。
運転手としては姉の接種が終わるまで待合室にいるのはいささか剣呑。ただでさえ姉のように暇と時間を持て余し張り切ってワクチン接種に現れる人が多いのだから当然混み合う。家族で受けに来たりするとおしゃべりをする。家族でなくても話しかける人がいる。
普段の私は社交的だから誰かが話しかけてくればちゃんと対応するけれど、病院の待合室だけは断固として拒否する。こちらの顔をチラチラ見ながらベンチの間合いを詰めてこられると恐怖を感じる。一人でブツブツ言いながら会話のきっかけを作ろうとする人もいる。うっかり目があうと大変だから聞こえないふり。
それでもコロナ感染が始まってからは流石にあまりおしゃべりする人はいない。ある時エレベーターで大声で喋られてまいったことがあったけれど、あの人も今頃はおしゃべりに気をつけているのだろうか。周りから白い目で見られても気が付かない人は案外感染しないかもしれない。そのくらいおおらかというか無神経のほうが病気に取り憑かれなさそう。
私も幸いにして今まで無事にいられるけれど、最近妙に鼻水が、しかも透明な鼻水が出ることがあって思い出した。コロナ騒ぎで忘れていたけれど、花粉症はどこへ行ってしまったの?常時マスクをしていることもあって気が付かなかった。ゴミ捨てに表に出て家に戻るとツツーッと鼻水が。これはハウスダストなのか花粉なのか、一種のアレルギー。先日は鼻水垂らして掃除機をかけたらピタっと鼻水が止まった。もしやこれは猫アレルギー?
野良たちは寒さきびしいこの時期は温かいところへ入りたい。隙あらばとベランダの窓が開くのを待っている。おはようと挨拶しながら入ってきて温かい床にゴロゴロ、しばらく暖を取ってでていく。その間家の猫はなにか不穏な空気を察知するらしい。100歳近い老猫なのに勘は鋭い。隣の部屋の押し入れに入っていても外猫の気配を鋭く感知する。家猫の毛と野良2匹の毛が抜けて、私はややアレルギー気味。
猫アレルギーではないかと気がついてからは猫が出入りしたあとは必ず掃除機をかける。これで鼻水騒動は解決。それにしてもいまや季節の風物詩の花粉の話題はコロナにお株を奪われて一切聞かなくなった。花粉にはまだ早いのかもしれないけれど。猫のアレルギーだったら私にも猫にも大問題、本当にひどい人は目が腫れ上がったりするそうだから。
コロナに比べれば花粉症はまだ平和だった。本人は辛くても他人にうつすとかうつされるとかは心配しないでよい。あと数日内でコロナに感染しなければ3回目のワクチン接種が受けられる。少しホッとしている。ところが海外ではワクチン接種をするかしないかは個人の自由だという人がいる。それはそうなのだ。私の知人は注射によるショック状態になる体質で、これはやはり病気の一種だそうでワクチンが受けられないという。
そういう人はともかく、頑固に接種しないで自由を叫ばれるとなんともなあという気がする。暴動まで起こっている。自分だけでなく家族や社会的にも受けたほうがいいのはわかるから、四の五の言わずに受ければいいのにと私は思うけど。