2026年2月8日日曜日

雪が舞う

 今ひらひらと雪が舞っている。猫はこたつで、ではなく(こたつがないので)床のバスタオルの上で丸まっている。時々表に行こうかと窓の外を眺めては寒そうで断念している。野良たちは毎年こんな日には寒さに震えて耐えていたのだ。もうわが家の野良たちは高齢だから流石にこたえるのだろう。朝からまだお出かけでない。

昨日までは暖かかったので外出が多かったけれど、流石に今日は出かけないと思って今後ろを見たらグレがいなくなっていた。我が家にすっかり落ち着いてしまったのんちゃんはもう他所の家に行く必要はないけれど、グレは毎日表敬訪問の家が決まっているらしい。明け方私が起きるとすぐにはいってくる。だいたい4時か5時くらいに。餌をモサモサと食べて少し休憩。またどこかへ消える。あるいはその順序が逆になって、外で食べてきてお腹がいっぱいなのに一口つまんでしばらく室内で一休み。お腹はもうはち切れそうで、叩けばポンポコ音がしそう。

昼頃また外出するか家でゴロゴロするかはお腹の空き具合で決まるようだ。それでも、ほとんどわがやですごして夕方またどこかへ。夕飯は5時ころ、多分働いている人が仕事を終えて帰る頃。そしてまた我が家に戻り夜9時前後にどこかへ帰っていく。そのルーティンが崩れるのは土日休日、多分飼い主Xさんが会社が休みで家にいるかららしい。

そうやって律儀に毎日過ごしているのを見ると、前世は真面目なサラリーマンだったかと思える。落ち着いた風貌と穏やかな性格、愛嬌のあるシマトラ猫。会社では責任ある、例えば部長とか課長クラス?その姉妹であるのんちゃんは、頭がよくて警戒心が強く気性が荒い。人をじっと観察して私といえども全幅の信頼は得られない。そうかと思うと急に甘えて抱っこをせがんでくる。これがまたかわいい。私はメロメロで猫の術にはまっていいように扱われている。人間なら銀座のマダムとか。

雪がふる今朝、投票所に。不思議なことに寒いはずのこんな日に私はいそいそ出かけた。冷たい空気と滑りやすそうな足元も、かつてスキーを楽しんでいた頃の感触となって懐かしい。小中高校生まで私はひどい運動音痴で逆上がりができない、跳び箱飛べない、ドッジボールだけは皆が球を当てられて脱落、一人になっても避けられるという反射神経があった。その反射が運動神経を上回っているらしい。

だから何かに運きを任せておけばいいスポーツはできる。馬に乗れば馬が走る。スキーも板が私を運ぶ。スケートも初動に力がいるけれど動き始めれば乗れてしまう。私はバランスを取ってスピードにのればいい。最も苦手はゴルフ。あれは終始歩くし自分がかっ飛ぶ楽しさがない。しかも他人と組まないといけない。同じ組の人が成績が悪くなってイライラしだすと耐えきれない。私は案外と気を使うたちなので。

そんなわけで私は雪が好きでたまらない。イタリアのオリンピックが始まった。あのボ-ダーたちの命知らずと思える危険な技は年々難度をましている。果たして人間にあんなに危険なことをさせていいのかと思うけれど、危険に立ち向かう若者は意気揚々と急斜面に飛び出していく。さすがの私もボーダーになりたいというほどの肝っ玉はない。すごいですねえ!あの急斜面に立つのでさえも私なら気絶寸前なのだ。

昔の白馬のジャンプ台に登ったことがあった。夏だったけれど、あまりの高さに足は震え心臓はは止まりそうだった。雪の季節ならどこもかしこも真っ白で恐怖感は少し軽減するかもしれないけれど。階段の足元は金網状で下が透けて見えるから、最後の最後で足がすくんで、一歩も先に出せなくなった。仲間たちは日頃強気の私のこの体たらくに喜んで写真を撮って笑っている。でもその写真を後で見たらなんのことはない。状況を知らなければね。

最盛期には1年のうちの30日くらいスキーをしていた。こんなゲレンデ片足で滑れるわとかなんとか豪語しながら。それでも絶えず仕事のことが頭にあって怪我をしたらスキーは辞めると決めていたので決して無理はしなかった。それでもまだ板を捨てることができず、ウジウジ。私の板を狙っている方がいたら申し訳ないけれど、もう少しお待ち下さい。












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