2023年1月15日日曜日

少し寂しい、少しホッとした

昨日はハリー・ポッターを原書で読む最後のレッスン。最終巻の7巻完読。長い間かけて少しずつ 読み進んできた。一回のレッスンで約15ページずつ、ノロノロと蝸牛の歩み。魔法学校の校長先生のダンブルドアが深遠な言葉を述べるときには四苦八苦。レベルで言うと高校一年生レベルの語彙が85%を占めるらしいけれど、中学までしか英語を選択しなかった私にとっては読み進むとモヤがかかった状態で、毎回辞書を引く回数は増えていく。作者のローリングさんは手品のように毎回新しい言葉を持ち出してくる。

ほとんど同じ意味でも彼女は他の単語が使いたくなるらしい。そのたびにまた辞書を引く。最終巻では、第一巻からの伏線にピシャリピシャリとジグソーパズルのように回答がはめ込まれて、ああ、そうだったのかと納得すると同時に、よくここまで覚えていられるものだと感心するのみ。特に最後の7巻では今まで悪役としか描かれていなかったセブルス・スネイプの悲しい真実が明かされて涙が溢れる。

気まぐれで読んでみようと始めた読書。自分でもここまで続けられるとは思ってもいなかった。辛抱強く支えてくれたルース先生に感謝。最終巻を年が明けてまだ忙しくならないうちに終わらせてしまいたいと、今回は相当無理なスケジュールを組んだので私はヘトヘト。本当のこと言うとこの最終巻はまだ未消化の部分があるけれど、私の読む力ではこれが精一杯だった。

レッスンは池袋の貸しスペースで月に2回ほどの頻度で行われた。時にはコンサートで忙しく、または目の状態が悪いというような理由で長い休みをとったり、準備ができていなく四苦八苦というときもあったけれど、どんなときにもレッスンが終わると励まして褒めてもらえて、それが子供のように嬉しくて・・・やはり続いたのは先生のおかげとしか言いようがない。

最後の章が終わって、アメリカ人ならここで盛大にハグするかもしれない。けれど日本人よりもっと大和撫子と言われるルースさんと本家大和撫子ではあるけれど縄文時代に産まれたと思われる私では様にならないから、最後の晩餐ならぬランチをご一緒して一区切りすることになった。池袋駅に近い東通りというところにいつも混み合っているお店がある。外から見るとテラス席に数脚の椅子とテーブル。中はよく見えないけれど頻繁に人の出入りがあるからたいそう繁盛しているようだ。数年通っても正体が知れないのでいつか入ってみようと思っていた。これがチャンスというので意見が一致してここが打ち上げの場所になった。

入ってみて驚いたのは店の中は思いがけないほど広くて若者でいっぱい。13時は過ぎているのに次々と客足が途絶えない。入り口に近いところは洒落たバーのような感じに天井からワイングラスが逆さまにぶら下がっている。その奥は外から見るよりもずっと広い空間で、厨房の前がカウンター席。調理しているスタッフの多さにびっくりした。一時も休むことなく野菜を切ったりサラダを盛り付けたりパスタを茹でたり、活気に溢れていた。

好奇心旺盛な我ら二人、カウンター席に座る。かぼちゃを切っているところをジロジロ眺めてはコメントしたり野菜の種類を聞いたり、ガクタイの性癖で現場に首を突っ込む。それを無口で愛想がないながら嫌がる風もなく淡々と調理を続ける男たち。

フロアのスタッフは女性たち、すごく親切で声をかけるとすぐに反応してくれる。実に感じの良い、そして美味しいお店を見つけて満足した。こんなに良いお店と知っていたならもっと前に入ってみればよかった。もうしばらくは池袋に通うこともないので先のないわたしは残念に思う。コロナ禍で外での食事を控えていたから気になりつつも入らなかった。特にこの店は混んでいたし。でも時間は淡々と過ぎていく。残り時間の少ない私は、なんでも思いついたらやっておかないと良いものを見逃してしまうかもしれない。

そういえば雑事に紛れていてトム・クルーズの映画をまだ見ていなかった。まだ上映しているところはあるかしら。









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