2021年6月15日火曜日

コロナワクチン接種2回めと夏のコンサート

今朝ワクチン接種2回め終了。 なんでも始まれば終わりがあるものだと感無量。しかしながら私達高齢者よりもこのワクチンが必要なのは働き盛りの青年~中高年。申し訳ない。まだ副反応は出ない。

接種はなぜ働き盛りを優先しないのかと訊いたら、それは政治家は票がほしいからだと物知りさんの答えが返ってきた。要するに若者が選挙に投票しに行くよりも中高年の投票率のほうが高いので、票の集まる高齢者のご機嫌取りだそうだ。票のためには死なれちゃ困るってわけ。

今頃になって企業ぐるみや家族ぐるみのワクチン接種が始まった。最初からサークルで接種すればいいのにと私は思っていた。せっかく家族の一人が・・・例えばおじいちゃんがワクチンを受けても息子が感染してきたら家族が危険にさらされる。だから地域ぐるみとか学校全体でというのが望ましいのは、予約のとりにくさ(鶏肉差この変換すてき!)から言っても理にかなっていると思いませんか。個人個人でパソコンやスマホ未経験者が予約するのは至難の業なのに、あえてそれをやらせる。しかもお役所にもパソコン使えない人が居るらしいから、その人達のためにもまとまった単位で専門家が予約できるようにすればいい。

そんなことすら考えつかないというのは情けない。私の地域のネット予約は初日始まって2,3分でパンクしたらしい。たまたま私は復活した瞬間に手続きをしたのであっという間に取れたけれど、今日2回めのワクチン接種に行ったら、病院には他人の名前で入っていた。しかし私に送られてきた接種券はちゃんと私宛だから、どうなっちゃってるの?このために役所の職員がどれほど苦労したことか。いやはやご苦労さまです。

1回目2回目と別に取るようになっていたけれど、最初から2回分予約すればいいのになぜ分けるのか理解に苦しむ。そのために私の2回めが別人の名前になっていたのだ。ぐちぐち言うのはもう、うんざりだけれど、やはり行き着くのは企画力の貧しさ。普通に考えたら一番かんたんな方法が一番間違えなくことは迅速に済む。なぜ単純な方法を取らないのか。

でも本当にホッとしました。これで自宅の駐車場で野良に餌やりするときにマスクを付けなくても後ろめたくなくなった。立ち話もワクチン済みだからと言えば少し長めにできるというもの。Tシャツにワクチン2回済と書いて着ようかしら。というのも、今朝病院に行くときにマスクを付けないで出てしまったので。途中で気がついてバッグから取り出してつけたけれど、おっさんがこちらを睨んでいたのでつけていないことに気がついた。バッグには必ずマスクを入れておくことにしていたので助かった。

夏のコンサートは例年通り北軽井沢で8月1日(日曜日)に行われることとなった。北軽井沢にはミュージックホールがあって、そこでのフェスティヴァルが恒例だった。私達スキーの仲間の「雪雀連」には数人のミュージシャンがいる。ノンちゃんが北軽井沢に家を建てて私がそこに遊びに行くようになってから、毎年の行事として定着したけれど、去年はせっかくの企画もコロナのせいで流れてしまって残念な思いをした。今年は規模を縮小して去年エントリーしたグループだけが申し込めることになった。

このミュージックホールというのは、桐朋学園のオーケストラの合宿所として使われていた。シャッターを開ければすぐに中庭になる野外コンサートのホールに屋根がついただけのような広いステージ。中庭をぐるりと取り囲んで練習室があり、こけら落としには秋山和慶さん指揮でマーラーの5番が演奏されたという。使われなくなって朽ち果てそうなこの建物を地元の有志が保存に協力して、このフェスティバルが始まった。音響はいい。ピアノはグランドが2台。けれどなんと言ってもシャッターを開けるといきなり外。これはすごい!

もちろんエアコンはなし。ある年にはセミの大合唱、あるときには突然の雷雨、雨上がりに日がさすとすごい湿気。私の楽器は膠が剥がれて散々なことになった。激しい雨のときにはトタン屋根に雨があたってすごい音が聞こえる。しかし、こういうキャベツ畑の中にも文化的な遺産を残そうという地元の人たちの意気に感じて、協力することにした。なんと言ってもノンちゃんの家で皆、さんざん遊ばせてもらったのだから。

一昨年はフィンランドと日本の国交樹立100年というのでチェリストの舘野氏の主催するコンサートに参加した。その時の曲などを中心にしてフィンランドに似ているという北軽井沢の地にシベリウスの曲を響かせようと思ったけれど、コロナで中止。今年はバロック音楽で決めてみようかと思う。ヨーロッパ音楽の基礎を築き上げたバッハ、ヘンデルなどだれでも知っているポピュラーな曲を楽しんで貰う予定。例えばヴィヴァルディの2台のヴァイオリンの協奏曲やパッヘルベルのカノンなど。ただしメンバーは5人。メンバーはまだ少なめに抑えないといけないけれど、全員高齢者なので本番にはワクチン済となると思う。「雪雀連」は「安全地帯」

ワクチンの2回めが終わるまではなにかと落ち着かなかったけれど、やっとコンサートに向き合えるようになった。おかげで少し生きるのぞみが湧いてきた。私達は演奏していないと呼吸困難になるのですよ。











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