9月29日(水)東京文化会館小ホール 午後7時開演
待ちに待ったというか、幾分諦めてもいた「古典」の定期を再開することになりました。
まだコロナ感染の拡大が止まらないけれど、人々はこの感染症との付き合いがだんだんわかってきた。メンバーは9月にはほとんどワクチン接種が済むし、聴いてくださる方々も似たような年代が多く、その点では若者の多いライブよりは安全だと思う。私の周囲には全く感染者が出ていない。と、いうことは世代的にも行動範囲も私達はかなり安全圏にいるということで、油断大敵ながらこの先も気を引き締めて今までのように行動すればいいのかと思う。
楽しみでもあり不安でもある。一番緊張するのが、今回の曲目の初っ端で音を出すのが自分だということで、そこでコケたらおしまいなのだ。覚悟はしているけれど、久しぶりの文化会館、ドキドキするなあ。8月に北軽井沢で本番があってよかった。ジリジリと勘が戻ってきているのであとは度胸で行くっきゃない。体調が問題だけれど、火事場の馬鹿力で乗り切れるかも。
コロナ感染が始まったときには、こういう時間を持て余すような時期にはしっかり基礎から楽器の練習をしようと思ったものだった。それがひと月ふた月過ぎてグズグズになり、どんどん深みにハマって練習どころか息をするのも面倒になってしまった。それでも今年に入って1月に姫路、4月に横浜市内、8月に北軽井沢となんとタイミングよくコンサートが続いた。8月に毎年入る予定のコンサートは一つ中止のままだけれど、これだけあれば十分。
足の故障はだんだん改善し筋肉が戻って今は片足ずつ立つこともできるようになった。これで無茶しなければ安心、と思ってもこれがやってしまうんだなあ。そこが私の一番悪いところですぐに調子に乗る。
古典音楽協会第160回定期演奏会プログラム
アルビノーニ:合奏協奏曲 イ短調
ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンの協奏曲 イ短調
エマヌエル・バッハ:オーボエ協奏曲 変ホ長調
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲 ヘ長調 BWV.1056
カール・シュターミッツ:ヴァイオリンとヴィオラの協奏交響曲 ニ長調
一昨年練習までしながら本番で弾けなくなったプログラムがやっと演奏できる。
「古典」は良くも悪くもマンネリで似たような曲を毎度聽かされるのに、文句を言うお客さんは一人もいない。あのテンポが私達には心地よいのよと言ってくださる。どれも似たような曲ながら名曲には変わりない。常に満員御礼でもクラシックのコンサートの客席はいつも静か。嬉しさと心配が入り混じってやや複雑な心境ではあります。
0 件のコメント:
コメントを投稿