2021年7月16日金曜日

落下速度

今朝テレビを見ていたら、アメリカのユタ州の湖に、マスの稚魚を小型飛行機で放流する映像が流れていた。周辺に大きな道路がなく釣り人のために放流するのだそうで、湖の上に到着するとハッチかなにかが開くのかあるいはバケツみたいなものでドアから流すのか、どっと水と一緒に魚が湖に撒かれる。そうまでして釣りをしたいのかとおもうけれど、アメリカらしくスケールが大きいと感心した。

ところがその映像に関するコメントが???

女性アナウンサーが「落下の衝撃で魚が死なないかと思うけれど、稚魚は体が小さくて軽いので落下速度が遅く、それで大丈夫なようです」みたいなことを言ったので、ん?これはほんとに?としばらく考えた。

たしか習ったような、落下速度は物体の重さとは関係ないって。

もちろん大きさや形で抵抗を受ける大きさが違うからその差は出ると思うけれど、これってどうなの。魚の大きさでなく水と一緒に流れ落ちるので、例えば滝から川に流れ落ちるように自然に湖に到着するのではと考えた。急流で死んでしまうような魚だったら魚として生きては行けない。魚の体型は急激な水流にも耐えられるようにできているのではと思う。

落下速度で調べてみたらなにやら数式が出てきて、それはさっぱりわからないけれど確かに落ちる物体の速度は大きさに関係ないそうだ。ただしこれは自由落下のときのみ。自由落下とは物体が空気抵抗などの影響を受けずに、重力の働きのみで落下する現象のこと。

空気抵抗というものを考えるとまたこの法則は変わるようなのだ。

今頃テレビ局に質問が来ているかもしれないけれど、朝の通勤時間にのんきにテレビ見ていられる人はあまりいないと思うし、それに私だって忙しく働いているような時期だったら聞き逃す。けれど今は暇でのんきに朝からテレビ見ていられる。

よく他人のことをあれこれ詮索する人がいるけれど、そういう人も暇がなくなったら他人をかまっちゃいられない。暇というのはときには文学の名作や学問的な素晴らしい発見をもたらすときもあれば、犯罪者を生み出すこともある。シャーロック・ホームズも流行らない医者だったコナン・ドイルの患者待ちの空き時間から生まれたと聞く。ちょうど殺人の場面を考えているときに患者が来たとき、先生が異様な顔で興奮していたら怖いだろうな。

犯罪者といえば、常連のオレオレ詐欺からしょっちゅう電話があって声ですぐわかる。昨日も、あ、またかと思って「あなた誰?」と訊くと「おれ**だよ」まだ同じ名前を名乗っている。なんと進歩のないこと。随分この人も詐欺師稼業が長い。一生詐欺で生きていくのかな。だったら少し勉強して詐欺のノウハウ本でも書けば面白い生活が送れるのに(刑務所で)

あら、魚から詐欺師にいつの間にか話題が。でも探ることをfishというから、と、無理やりオチをつけました。ちなみにほら話をfish storyという。このブログもまんま信じてはいけない。書き手が猫だから魚好きでして。






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