2021年7月13日火曜日

猫の夜泣き

 テニスのジョコビッチがグルテンフリーの食事で、それまでのスタミナ不足のために優勝を逃すパターンから抜け出したと聞いたことがある。何度も優勝を目の前にしながら、試合途中で急に力が入らなくなってバテてしまうのが彼の弱点だったようだ。それで一念発起、徹底的に小麦粉の食品を排除して世界の王者に上り詰めた話は有名だけれど、彼の実家は皮肉なことにピザ屋さんだった・・・というオチがついて笑った。

どうして今頃思い出したかと言うと、最近私はコロナで仕事もなく家にばかりいるから当然運動不足。時間に制約がなくて、一日中自分の思いつくままのことをしているので睡眠も不規則になった。そのせいで睡眠障害になった。夕食が終わって椅子に座ってビデオを見たり本を読んだり、いつの間にかうたた寝。ハッと気がつくとまだ22時ころ、今寝たら夜中に目が覚めてしまうと思って無理に起きていると今度は眠れなくなる。夜中の3時ころ眠っても5時ころ目が覚めて、その日一日中眠い。とにかく食事をするとやたらに眠くなってしまう。それが3食ごとだからたまらない。

昨日、夕食になにを食べようかと冷蔵庫を開けたら、野菜が不足していることに気がついた。玉ねぎ、人参、じゃがいもの3種類しかない。これだけあればカレーを作るには十分だけれど、野菜料理となると変化に乏しい。それで考えたのは良く使う手だけれど、スペイン風オムレツもどきを作ろうと考えた。野菜をそれぞれ薄く切って炒め卵で固めてしまえば残り野菜の始末ができる。卵だけではまとまらないといけないから米粉で固めてしまおうと。

米粉を天ぷらの衣にすると軽く揚ると聞いたので、そのうちやってみようと買いおいたものがある。一人で天ぷらを揚げることはまずないので、そのまま冷蔵庫にしまい込んでいたものがある。それをつなぎにすればピザみたいになるかもしれない。

野菜を炒めつなぎに米粉をいれた卵を流し込んで蓋をして熱を通すと、なかなか美味しそうな外見のものが出来上がった。ところがフライパンいっぱいに作ったものだから食べ切れない。今朝も食パンの代わりに米粉入りオムレツ。昼も主食はそれ、夕食は新しく買い込んだ青い野菜と生ハムを添えて。

ついに4回食べてたべきれない。明日朝には流石になくなるはず。ところでオムレツの話がしたかったわけではなく、米粉を使ったせいなのか、あまり今日は眠くならないのに気がついた。いつもなら特に昼食後は起きていられない。ベッドに入ってしまうと何時間も眠ってしまうので椅子でうたた寝。でも今日は違った。米粉のせい?思いがけずグルテンフリーになったわけで、そうなればもう少し続けて観察してみようかと思う。

睡眠障害は食事のせいだけではなく猫が夜泣きをするせいもある。年齢は人間で言えば100歳ほど。最近特に夜中激しく私を呼ぶ。何事かと思うほど泣きわめくので体のどこかが痛いのか心配するけれど、傍にいてやればすぐに鳴き止むからどうもそうではないらしい。爪を切ろうと思うと暴れるので中々切れない。それを放っておくと伸びた爪が肉球に食い込んで痛いと思うので、こちらも必死。でも切られる方もくねくねと逃げるので、間違って肉を切ってしまうと怖い。ときには獣医さんに切ってもらうこともある。ここ数日かかって右手の爪だけやっと切れた。左手にとりかかったら、ものすごく暴れて抑えておくこともできない。

この猫も認知症にでもなったのかしら。夜泣きは日を追うにつれてひどくなってきた。特に私の姿が見えないとなぜ?と思うほど大声で呼びまわる。最近はトイレにまでついてくる。どうも目が見えにくくなっているらしい。トイレの私の前に座ってじっとこちらを見上げているから、はなはだ具合が悪い。いくら猫でも見られるときまりが悪いけれど、ドアを閉めると大騒ぎだから放置。

グルテンフリーやってみようかしら。最近口内炎ができることが多くて、これは口の中を清潔にすればある程度は防げるにしても、栄養の偏りとかストレスも原因になるようだ。今は睡眠障害とビタミン不足が原因の一つかもしれない。いつまでも若い頃の食事と同じではいけないと言っても相変わらず肉食動物でお肉大好き。健康のために毎日お豆腐を食べるようにしていても、ある日突然ライオンになる。ライオン日が数日続くとやっと満足してお豆腐に戻れるけれど、ライオン日にはなんだか元気で楽しい。でも数日続くとライオンが加速して太り始める。食べ物の調節は本当に難しい。






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