ピアノ五重奏演奏会
9月23日(水)14時開演
三鷹市芸術文化センター 風のホール
ステファン・シェーファー:「Owl」
ドヴォルザーク:作品81
シューベルト「マス」
大変魅力的なプログラムであります。
出演者もかつてはみな魅力的ではありましたが、少し足元が覚束ない。しかしステージ上の自分の椅子まではたどり着かないといけない。そして今プログラムの作成に大わらわ。大わらわとは兜を脱いだ時に髷がほどけて落ちた様らしいのですが、それがどうして童になるんでしょうね。後でAIに訊いてみよう。童の髪の毛は絵やなんかで見るときれいに切りそろえてあるけれど、庶民の子供はきっと残バラ髪だったのでしょうね。
本番までまだ時間があると思っていたら、あっという間にもう7月。練習は遅々として進まず、なんて書くと聞きに来ていただけないと困るので、一生懸命に練習していますと言っておこう。練習はしていますが変拍子の連続の「Owl(ふくろう)」は年取った身にはつらい。反射神経がいかれておりますからですね、今どこ弾いてるの?なんてことはしょっちゅうで、でも面白い素敵な曲ですからぜひ会場におみ足をお運びくださいませ。大丈夫、本番までにはちゃんと仕上がる予定。
今どこ弾いてるの?も最近はみなあまり言わなくなりました。馴れるものですね。大変素敵な曲です。フクロウの静かな佇まい、静かな森の神秘的な夜、フクロウの飛翔の情景が目に浮かぶようです。お楽しみみになさってください。私たちが四苦八苦しているのを見るのが楽しかった…といわれないように頑張ります。
ドヴォルザークとシューベルトは大変ポピュラーな曲ですが、いずれ劣らず難曲ではあります。非常に演奏が難しいだけではなく、それぞれの特徴が生かされないと面白くなくなってしまう。ただドヴォルザークは非常にわかりやすい。彼のすべての要素が詰まっているといってもいいでしょう。シューベルトは時には「アハハ、ウイーンだ」と言いたくなるニュアンスがあります。それが「ウイーンの風」だったか「溜息」だったか、良く聴いていないと聞き逃すほどのわずかな間(ま)ですが、それがないとつまらない。それがシューベルトの「ウイーンのなんとか」なんだそうです。
普通に聞いていたら気が付かないほどの間ですね。最近のウイーンフィルはワルツの2拍目と3拍目に間がないと聞きましたが、今年のニューイヤーコンサートでも、ちゃんと残っていました。ほとんど気が付かないくらいの間。あれを聞き分けたあなたは名人クラスの聞き上手です。だから言葉でいうと日本では「粋」でなくなる。
楽譜にも書かないしいちいち言わなくてもその土地々々に伝わるリズム感は楽譜にかかなくても血が騒ぐ。教わらなくてもできることってありますよね。ウイーンっ子はもしかしたら自分がそうしていることにも気が付かないでいるかもしれない。こういうことを文字にかくのは非常にダサいですね。
どちらにしろ、9月23日は「特別な日」としてカレンダーに書き留めておいてくださいね。何しろコンサートのお知らせを出そうと思って住所録を開いたら、お名前の上に黒い横線が引いてある人が多くて客席が寂しくなりそうなので、ご近所の猫たちも今回は入場できますよ、特別に。お誘いあわせてご来場くださいませ。
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