夜中やご近所をではなくコンサートの徘徊はすごく楽しい。一番最近は声楽の友人からのお誘いでオペレッタのガラ・コンサートを聴きに行った。ゔイオラコンサート二本立てで、立て続けての徘徊は少し疲れるかと思ったら、元気になってきました。やはり人間は動いていないといけないようです。特に私は。
今朝雪山の夢を見た。たぶんリフトかゴンドラからの鳥瞰であろうかと思うけれど、真っ白な雪の景色が眼下に続いている。ちょうどゲレンデとゲレンデを結ぶ通路のようなところ。ああ、ここはいつだったか夢に見たことがあったなと夢の中で思っていた。
この風景は何度か同じように夢に見ていたような気もする。懐かしい雪山、美しいゲレンデ、もう一度滑べる日が来るのだろうか。去年の暮だったか、軽井沢在住のY子さんからお世話してくださる方がいるのでスキー復帰しませんか?とお誘いをうけて半分その気になっていた。以前お世話になったときは車でゲレンデまで行って、用具の上げ下ろしから運搬まですべてやっていただいた。私はビンディングにブーツを差し込んでそのまま滑れば良かった。
行き帰りの食事の世話までなんと行き届いたことか。今年は北軽井沢に近いゲレンデで滑ることもできるというので半分期待はしていたものの、一時期引退をして色々後始末や心の準備などあって、健康の問題も自信が持てずにいた。しかも状況が変わったらどっとスケジュールが埋まってしまって、今やっと一息ついたらもう初夏。あーあ、しまったなあ。
そんな気持ちでいたせいか、スキーの夢を見てしまった。足の痛みはもう消えたとはいえ筋肉のこわばりは隠せない。今年はもう諦めても来シーズンに期待したい。馬にも乗りたい。馬が走る分には私の足は痛くないから。ただ鞍によじ登るのは大変。最後に乗ったときにはインストラクターが二人がかりでよいしょよいしょと押し上げてくれたけど。それで乗馬も諦めたのだった。鞍に乗ってしまえばこちらのものなんだけど一人で乗れないと話にならない。あーあ、諦めるものが多すぎる。
ならば新しくできることを探そう。今はコンサートに通って栄養分を蓄えて新しい音楽の道を探そう。ヴァイオリンはもちろん死ぬまでと覚悟は決めたけれど、体に無理が出るなら諦めないといけない。それなら体にいいのは?と考えたら呼吸法。私は歌えないけれど、幼児期からシャリアピンやシュワルツコフのレコードなどを聞いて育ったから歌は大好き。それだ!
声楽の友人に相談したら「おおいにやんなさい」先生を紹介すると言ってオペラ界の超大物の名を上げたので私は怖気を奮ってお断りした。とんでもない、そんな偉いお方は。
それでまず、呼吸法を友人から教わることになった。去年我が家のレッスン室をリフォームして防音工事をしておいてよかった。ただでさえご近所での私の評判は悪いのに、この上毎日絶叫が聞こえたら何事かと通報されかねない。北軽井沢に行けば森の中だから熊の遠吠えに間違えられそうだけど、銃で打たれはしないだろうか。
防音はこのところの物価値上げの波がくる少し前だったので、今ならもう工事もできないほどの費用がかかったであろうと思う。階段に昇降機を取り付けるためにただいま費用を積立中。それだって生活に追われ、いつになるかもわからない。ただし、昇降機がなければ嫌でも自分の足で登らないといけないから、健康のためには良かったかもしれない。
そんなわけで、まだ自力で元気にならないと生活ができないので、歩く、跳ねる、走るなど動くことが大事。息切れがするようになったので呼吸法はすごく良いアイディアだと思う。さてスカラ座でのデビューに備えて曲目を決めておかないと。何がいいかなあ。