2021年2月11日木曜日

何でもやりすぎ

 やらなければならないことは後回し。ひたすら楽しいことだけやっていたいから、いざ必要に迫られる時にはほとんどのことが手遅れになる。

最近はprime videoで[エレメンタリーホームズ&ワトソン in NY]を見ているのだが、毎日3時間位これに費やされる時間をもう少し有益なことに使いたい。けれど、有益なことは時として面倒くさいからもちろんあとまわしになる。ハリー・ポッターの原書講読はすでに大詰めで、最終巻までようやくたどり着いたからさっさと終わらせたいのに、コンサートの準備にかまけて休講中。コンサートの準備にしても毎日グズグズで中々練習も企画もきまらない。

ここ数日、足の痛みがぶり返し、せっかくの好天気にも散歩がままならない。なぜかというと、順調に回復してきた足に有頂天になってガサガサとあるき回ったせいで。ゴキブリだね、まったく。数日前、いつもなら隣町まで片道だけ歩いてあとは電車やバス利用、それで運動量としては丁度良いものを往復歩いた上にその日もう一回その半分くらい歩いたためと思われる。快調に歩けたからすっかりいい気になってしまった。天気もよし、気温も快適。そんなことで自分が花粉症であったことも忘れた。

まあ、忘れるくらいの軽度の花粉症だから、一回くらいかかってもそれほど重症にはならない。以前はとても重大な症状が出て、熱や咳に悩まされた。けれどよる年波のせいか、あまり激しく反応しなくなったみたいなのだ。それと以前のように仕事がなくなって外に出ることもあまりないのと、少しだけ平熱が上がって免疫力がついたかもしれない。仕事が忙しかった頃は35.5℃を上回ることはめったにない低体温症だった。今は平熱36~36.2℃くらい。一番高くて36.4℃,一番低くても35.9℃くらい。いかにストレスが少なくなったがわかる。ストレスの多い生活は体に悪いということがよく分かる。なんで自分の体温に詳しいかといえば、コロナ感染が始まった去年の1月から、体温を測るのが日課になったから。

ストレスが体に悪いと言っても、私はストレスがないと生きていけない。退屈で退屈であ~あ、あくびが・・・落語「あくび指南」を聞くと、あー退屈だろうなあと一緒にあくびが出る。それで刺激といえば近所のゴミ捨て場。修羅場を好む性格だから時々ご近所相手に大立ち回り、ゴミ捨て場の管理を巡って数十人の隣人を相手に噛みつきにいく。本当にどうしようもない人たちで、勝手に道路にゴミ捨て場を作ってあとは知らん顔。放置された不法投棄のゴミを役所に片付けてもらいもしない。うちのゴミ捨て場でもないのに私が後始末。もうやってられない。しかしよくあんな状態が気にならないと感心する。めちゃくちゃな汚れ放題のゴミ捨て場を見ると、一部の人に公道を勝手に使わせていいものかと、役所にも腹が立つ。環境衛生事務所では私は要注意人物になっているかも。こうして次の日からゴミ置き場はスッキリ!やればできるじゃない。私は晴れ晴れ。またしばらくすると気が緩んだご近所は私に噛みつかれる。

前述のホームズとワトソンはなぜかロンドンのベーカー街が舞台ではなく、ホームズは薬物中毒のリハビリ中でニューヨークにいる。ワトソンはなぜか女性で元外科医、兄のマイクロフトがレストランの経営者で、ホームズの永遠の女性アイリーン・アドラーがモリアティーと同一人物というびっくりするような設定となっている。ホームズとワトソンはニューヨーク市警の犯罪捜査の顧問、二人で様々な事件を解決する。面白いのは、はじめのうちはホームズが主役なのに次第にワトソンが独立して事件を請負ったり、最後には二人で解決となるものの、女性であるワトソンの存在感が増していくこと。アメリカでの女性の位置が男性と対等なのが羨ましい。女性が発言しても決して蔑ろにされない。

女性が主役の日本のドラマでは、主人公は気負いすぎた感じに描かれることが多い、しかしアメリカ社会では本当に対等に話せるのだと。むしろ仕事上での性差はありえないことなのかもしれない。アメリカで実際に暮らしたことがないから上辺だけの考察だけれど、性差別、人種差別は本当は根強くあるとは思うけれど、少なくとも女性であることはアメリカでは不利にはならないのかも。

私は本当に幸運なことに、性差別の少ない環境で仕事をしてこられた。楽器は音でわかるから弾いたふりをするということもできない。弾けば一耳瞭然なので間違えればすぐに周りが気付く。だから男性女性に関わらず、仕事の内容はだれにでも伝わる。そんな環境なので自分さえきちんとしていれば女性だからといって不利にはならない。うまいか下手かそれだけ。下手は自分の責任だから。

日本ではなかなかこのような職場はないと思う。一般の企業では、お茶くみ、コピー取りに頭脳明晰な女性がこき使われたり、無能な男性上司がセクハラしたり威張っていたりするのが今でもよくあり、宴会でお酒を御酌するのが当たり前だそうだから。会社勤めの生徒からその話を聞いて本当にムカついた。私だったら「自分で注げば?」って言うけれど。

話は戻る。ワトソンはいくつかの恋愛を経て女性としても又市警察顧問としても成熟していく。一方ホームズはワトソンに寄り添いたいのに持ち前の自己中が災いしてときに突き放される。その時のホームズの表情がいかにも頼りなく、結局どうなるのかはまだわからないけれど、最後はこの二人ハッピーエンド?それとも決して恋愛関係にはならないのか、そのへんも楽しみ。答え教えないでね。

ときにはグロテスク、でもテンポ感が良くて画面が綺麗。数時間も見ていても飽きることはない。ワトスン役は東洋系。知性的な表情や優しさがすてき。ホームズは神経質で自己中でときに頼りなさそう。ワトソンが時々彼から離れていくときに見せる寂しそうな表情が可愛い。ハンサムではあるけれど、顔はフクロウやミミズクのような鳥を連想させる。

話はご近所のゴミ捨て場に戻る。近所の人に噛み付いたあと区役所に電話してぐちをこぼしたら迅速に対応してくれたらしく、昨日からゴミ捨て場はピッカピカ、やればできるんじゃない。ただ役所から言われるまで何もしないという無責任な住人たちだから、この状態がいつまで保つかは疑問だけど。調べたらゴミのトラブルは相当多いらしく、その手のサイトが多数ヒットした。これから私のゴミ戦争はますますヒートアップするかも。ネットのゴミサイトを参考にできるかもしれない。










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