2021年8月3日火曜日

オリンピックと国民の命

コロナが 凄まじく感染拡大している今の時季にいけしゃあしゃあと他府県に行くことを書いていて申し訳ないけれど、何度も言うように北軽井沢に行くのは私自身と他の人たちへの感染の危険がほとんどないからで。

家から出て車に乗りそのまま山の家へ。前日食料などは買い込んで山荘には冷凍食品、レトルトやフリーズドライなどの食料の備蓄があるから、ほぼ人に会うことはない。サービスエリアでのトイレだけは許していただくとして、まさに一直線に森の中。最近はお隣さんとも行き来をしない。猫と二人でにゃあにゃあおしゃべり。これで納得いただけるだろうか。

もっとも今回は北軽井沢ミュージック・ホールフェスティヴァルのために来たのだから、仲間とは合流する。それでも常識豊かなわが友たちは、かならずマスク着用、余計なことはしない。練習のとき、いつもならみんなで持ち寄った食べ物をいただくのが今回はお弁当のみ、徹底的に簡素化した。しかも全員ワクチン接種済。ここまですれば万一なにか事が起きてもそれはもう災難と許していただきたい。

何回も練習した曲を捨てられない。本番は無観客でもいい。ミュージックホールは何回も書いたけれど、まるで屋外同然、屋根と壁はあるけれど、前面のシャッターを開けるすぐに庭に繋がっている。かなり広いステージなのでお客さんとの距離も十分とれる。

去年このフェスティヴァルが中止になったので、今年は去年の参加予定者だけをエントリーさせることになった。演奏者の人数も制限、入場者も制限とあってはたしてフェスティヴァルがそれらしくなるかどうか。私達はとにかく演奏がしたいというそれだけ。これはオリンピックの選手たちも同じだと思うけれど、選手には頑張ってほしい。けれど、開催までのドタバタを見るともう日本は終わったと思うくらいひどかった。

信じられないほどの不信感を抱いて、もうテレビは見ないことにした。腹立ち紛れにテレビにものをぶつけたりしかねない。だれかれとなく電話で話していると最後にはそこに辿り着く。政治屋さんたちは想像力が欠如しているらしい。そしていつの間にか様々な問題は論点がずれ、嘘と言い訳ばかり。最初のうちは国民の過半数がオリンピックに反対だったのに、始まってみるとグズグズに崩れていつの間にか喜んでいる。そりゃあ、私だって涙ぐましい努力をしている選手にはエールを送りたい。けれど、迎賓館の歓迎レセプションなんて必要でもないことに人を集めおカネをつかう。何が嫌かと言って菅総理が「オリンピックは大丈夫、中止にはなりません」といったこと。

大丈夫って?今感染して死に直面している人々は大丈夫ではないのに。国民の一部が死ぬのはオリンピックの中止より軽いのか。なんだか情けなくて涙が出そう。居酒屋さんいじめが続いているというのに議員たちは平気で人集めお金集め。今だって絶対隠れてパーティーをしていると思うのはわたしが特别疑り深い性格なのかしら。菅さん、こう言っては申し訳ないけれど、ものすごく頭が悪いように見える。説明に筋道がなく、前回言ったことは忘れてしまうのか、それとも自分で言ったことの意味がわかっていないのか、誰にでも納得のいく説明をしてほしい。

オリンピック、今は金メダルに目がくらんでお祭りムード、でもオリンピックが終わったら感染が爆発的に増えたことに対する政府の責任が追求されるのは必至。日本の政治家の能力のなさには世界中が呆れているに違いない。


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