2023年4月20日木曜日

相棒

私の相棒はもう普通の猫の領域を超えて本当ならとっくに天国に行っているはず。猫の天国ってどんなところかな?一時期もうだめだと思ったこともあった。餌が喉を通らなくなって毎週のように点滴に通った。その後高齢猫用の餌に変わり、今は介護用餌。水分が多いから水を飲むように食べられる。それでまた元気を回復した。今はそれも時々喉を通らなくなった。

シニア用の餌も噛むこと飲むことができなくなった。固形物を受け付けなくなってきている。いよいよかなあなんて勝手に決めていいると、時々びっくりするほど張りのある声で私を呼ぶ。こんな声が出るならまだ大丈夫とややホッとしてやや迷惑で、でも生きていてほしい。例えば北軽井沢の森の中でたったひとりでいるのは心細い。猫でもいいから温かい血の通った生き物と暮らしたい。話しかけるとじっと視線を上げて見つめてくる。まるで会話の内容がわかるかのように。私の年齢からいうとこの子が最後の猫になる。もうこれ以上は自分の寿命を考えると新しい猫は飼えない。通いで毎日我が家に来る猫はいる。でも彼女は自由猫。あちこちに餌場と寝床があるらしい。ノラにしては本当にきれいだから。

汚いのはうちの猫。毛づくろいもしない、ブラシをかけられるのを嫌がる。食べ物のかすを首の下のエプロンの部分にくっつけたまま。爪は切らせない。切ろうとすると大暴れ。ひと月に一度は猫と私との死闘がある。大暴れの末、爪切りが終われば何でもなかったように可愛らしくひたと見つめてくる。その目も白内障みたいになってきた。私の足が弱ってきた頃、彼女の足腰も危うくなってきた。同じように年をとって生き延びるのはどちらだろうか。

猫の最後を看取らないといけないから私のほうがほんの少し長生きしないといけない。先日知人が「年をとると生きているだけのことに大変な努力がいるのね」としみじみと言った。本当ね。こんなに大変だとは想像もつかなかった。足の治療はずっと続けているのにまだ階段がまっすぐ降りられない。横向きのカニ歩きで手すりを伝って降りる。どんなにおしゃれをしてもこれでは台無しだから早く治したい。

整体、ストレッチ、リハビリ、筋トレ、高周波治療などなど。何をやっても膝は痛い。もしかしたらストレスによる痛みかもしれない。今まで痛めた部分を神経が覚えてしまって、そこをトリガーポイントというらしい。ストレスを感じるとその部分に傷がなくてもそこが痛むということがあるらしい。私はある問題を抱えていて、それが解決しない限りそこの痛みがなくならないのかもしれない。

団体のお金を扱っているうちに自分のもののように思えてくるのはよくあるケースらしい。しかしそれがバレても平然としていられる神経を私は憎む。嘘を重ねても平然としている人は、宇宙人のように見える。すぐにバレるに決まっている見え透いた嘘なのに。そういう人は脳内にヘドロが詰まっているに違いない。どんなに上品そうに振る舞っても必ず見抜く人がいる。私は見抜ける人だからそれがわかるけれど、中には見抜けない人がいて私を嘘つきだと思って信用しない。それが一番つらい。そのストレスが膝に来ている。

悪いことは必ず表面に現れてくるものだから、実際ほとんどの人がもう理解している。結果ずる賢い人は誰からも相手にされなくなってきた。こんな輩なら猫のほうがずっとまし。














 

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