2026年7月8日水曜日

ぐうたら

 昨日行きそこなったので今日は出かけるぞと思ったものの、体が言うことをきかない。昨日は意気込んでいたのに猫の具合が悪く、結局彼女は今朝まで珍しく室内猫になっておとなしくしていた。

昨日は出かけるつもりでいたエネルギーが余って、長いコースの散歩やヴァイオリンの練習やで時間を過ごしていたために、今朝起きたら腰に違和感あり。もう、これだから嫌になる。あれほど活動的で思い切りのよかった私が今はこの体たらく。どよんとして起きたらもう出かける気は失せていた。しかし今日はいいお天気。予定の立て方間違えた。

それはもうコンサートの練習に追い込みをかけろという天の声かもしれない。今回のプログラムはかなり難しい。私はどちらかというと難しい曲が好きで挑戦していると嬉しくなるタイプだから、あえて今回もそうしたけれど、おっと!年を忘れていた。年齢による言い訳は効かない。

まず一曲目の「フクロウ」は全曲ほぼ変拍子。5拍子、7拍子、8拍子、9拍子が入り混じって反射神経を刺激する。面白いしすごくいい曲なので楽しんではいるけれど、少しの油断もならない。ドヴォルザークは思い切り楽しく美しい曲ではあるけれど、なにしろ音域が広すぎる。ハイポジションの連続で音程が難しい。ヴァイオリンの音程は指板の上に行くほどピッチが狭くなる。下のポジションでとるよりも左手指の幅を少なくしないと音程が上ずってしまう。

けれど、人の指の幅は変えられないから少しずつずらしながら微妙に調整する。これが大変。私の指は年齢のせいで少し曲がってきているから、ピッチの差と指の曲がり具合の両方から攻めていくけれど、恐ろしく大変なことなんですよ。悠然と弾けると思ったら大間違い。ヴァイオリンをこれから始めようと思う方は、その苦労をご存じなかったならもう一度考え直されることをお勧めする。

そして何よりも難しいのはシューベルト、私たち日本人には身についていないウイーンのリズム、聞いていれば本当に楽しいけれど、体に染みついた日本的な几帳面さが邪魔になる。特に三拍子。どうと説明は口で言えないけれど、先日投稿した「ウイーンの風」だったか「ウイーンの溜息」だったか、ああいうものがあるので、今私が心から後悔しているのは、なぜ私はウイーンに留学しなかったのだろうということ。

ダンスでもできればなおさらよかったのに。ちなみに私の相棒だった人は、カーラジオなどで聞こえてきたオーケストラの音を瞬時に「あ、ウイーンフィルだ」と当てられる人だった。アナウンスを聞いたわけでもなく突然ラジオを点けたのにどうしてわかるのか。上手いと思っても、ウイーンかほかのオーケストラかはすぐにはあてられない。ホルンの音やニュアンスからしばらくしてからやっと推測できる。

そんなわけでシューベルトは大変難しいけれど、さすがに弾き甲斐があって楽しみ。当日まで体調を整え、頭脳明晰でいられるように北軽井沢は夢の家に、しばらく我慢。元の持ち主のノンちゃんが「この家であなたのヴァイオリンを弾いてほしいの」と言われた言葉は忘れない。

ちなみに先日投稿にした「ノンちゃん」は同じ名前ですが猫です。人のノンちゃんはトカゲをむしゃむしゃ食べたりしませんので、念のため。











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