お料理上手な隣人の手料理でずっとお腹がいっぱいなのに朝はちゃんとお腹が空く。帰って体重計に乗るのが怖い。昨日の夕飯は、トマトの前菜、ブロッコリー、鯛のカルパッチョ、メインがスペアリブとじゃがいもの黒酢ソース煮込み。赤ワイン。隣人のお二人はプロ顔負けの腕の持ち主だから、毎日こんな風にお料理を作っているらしい。自然の中で暮らし、好きな料理を作って暮らせるのは、彼女たちが若いころにどれだけ立派に仕事をしてきたかの証のようなもの。Hさんは映画のプロデユーサー、Оさんは雑誌の編集者だったそうで、しゃきしゃきとしていながらおっとりと優しい面ももちあわせている。Оさんは今織物作家としても活躍している。今朝目が覚めるとまだ皆さん眠っているようで、そっと起きてシャッターを開けると、木々の緑がいっせいに目に飛び込んでくる。さわやかな空気を胸いっぱいに吸って、心地よさに身をまかせて、しばらく外を眺めた。たしか皆でラジオ体操をすると言っていたのに、誰も起きてこないから散歩に出ることにした。近所を一回りするつもりだったのに、迷子になって帰れなくなってかなり歩く羽目になってしまった。自宅の近くをよく散歩するけれど、比べ物にならないほどのさわやかさ。こんなところに住みたいけれど、夜は真っ暗だし、冬はさみしいし、軟弱な私には無理かもしれない。それなのに、ノンちゃんはたった一人で冬の森で過ごすことがあるという。信じられないほどさびしく厳しい中で、かなりのご高齢の彼女が静かに自然の音に耳を傾け、美しい雪景色を目をほそめて堪能しているに違いない。まったく自然体でひたすら旦那様を愛し、好きなことには大変な情熱をかけて挑戦していく。いまだにスキーも滑る。私がもっとも尊敬する人なのです。
いい音楽やって、いい空気といい食事といいお友達。素敵な夏ですね。羨ましい!
返信削除はい、この夏はすごく楽しかったです。
返信削除お食事良すぎて困ったことになりそうですが。