2018年8月26日日曜日

又々・・・24時間テレビ

今年も24時間テレビ。
武道館のバックオーケストラのステージに登る階段に、手摺が取り付けられていた。
去年までは手すりはなかったから、私は降りるとき恐々だったけれど、これで安心。
番組の年齢も出演者の年齢も上がってきた。
ただ、表に出るタレントや歌手は今人気の人たちだから、皆若い。
手すりなんかいらない。

仕事に行くのは楽しい。
特に今回は身内の不幸でパニックになっているときで、家にいたら暗く沈み込んでいたと思う。
自分では感情を制御できていると思っているけれど、体が正直に反応している。
ものを食べると数時間後にひどい腹痛がおきてしまう。
だからと言って食べないと力が出ない。
しかし、この力が出ないというのは本当はそうでもないようだ。

数年前、郡山のアマチュアオーケストラのエキストラに行った。
郡山のオーケストラはアマチュアの中でも非常に水準が高いらしい。
マーラーの第5番のシンフォニーを演奏することになった。
今までエキストラを頼まなくても十分な団員がいたのに、震災以後移住する人が続出してメンバーが足りないからというのでお手伝いに。
それはお正月明けのことで、私はひどく体調を崩していた。

全く食物が受け付けられない。
出発する前日には胃がからっぽ。
食べることが出来ない状態で郡山駅到着。
駅構内のうどん屋さんに入って食べようとしてもほんの数本のうどんを啜るのがやっと。
でも練習中は元気にできる。
けれど終わってから宴会に誘われるのは丁重にお断りした。
そんな状態でも大丈夫なものなんだと自分でもびっくりした。
だから今日も殆ど食べなくても大丈夫だと思う。
食べて本番中にお腹が痛くなるほど辛いものはない。
特に今日の番組は最後が長丁場。
ミヤゾンさんが元気に会場に入ってくるまでは、時間が伸びるか予定通りか見当もつかない。

会場の武道館へ行くと、毎年おなじみのメンバーが顔を揃えている。
彼らの良いところはさりげなく慰めてくれること。
いや、むしろ慰めようとしないこと。
なんでもないことのようだけれど、こういうことはよほどデリケートな感情がないとできない。
みなさん人生の達人。
いつの間にか元気が湧いてくる。

最近潮の流れが変わって私の周りの人間関係も微妙に変化した。
それは数年前から始まっていたけれど、最後がこのショックだとは考えもしなかった。
しかし、起きたことは嘆いても仕方がない。

今朝、かつての同僚の奥さんと電話で話した。
あの頃は本当に楽しかったねえと奥さんは言う。
私の家にご夫婦で来たときに私が餃子を焼いて上げた。
途中で電話がかかってきて餃子は真っ黒焦げ。
あのとき餃子をごちそうになって・・・と。
そんな私の黒歴史をまだ覚えているなんて!
彼女のご主人も亡くなっているから、今頃はあちらに行った者と「やあやあ、又お会いしましたね」と仲良く話しているかも。

ときに辛いことがあっても自然の流れ。
この先又良いことあるさと考える脳天気な私が、自分でも恐ろしい。
いったいなにをしでかすことやら。
24時間テレビが、今年は自分への応援になることになるとは思ってもいなかった。


















2 件のコメント:

  1. 来年も会いたいね。

    と思ってるのは俺だけだったりして・・・。

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  2. もちろん来年も会いたいですよ。
    現世でも来世でもお目にかかりましょうね。
    縁起でもないか。

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