昨日は東京文化会館で「古典音楽協会」の定期演奏会。
ここでお知らせしようと思っていたけれど、私の身辺はあまりにゴタゴタ続きで書く気力もなかった。
文化会館のリハーサル室は人気で、中々とれない。
それで今回はずいぶん前に1回、先々週1回、それだけで本番という恐ろしいスケージュールとなった。
ただでさえ物忘れが激しい年代の私達に、これは酷なはなし。
それでも本番の集中力はものすごく、バラバラになっていたブランデンブルク協奏曲も、ばっちり決めて、ブラボーを頂いた。
火事場の馬鹿力とはよく言ったもので、本番前のゲネプロでうまく行かなかったところもクリアできたのは、無駄に年を重ねてはいないという証かも。
私は今年に入ってからもなにかともの思うことが多くて、ヴァイオリンに集中できない。
みるみるうちに楽器が鳴らなくなる、腕が動かなくなるといったもろもろの問題を抱えていたので、このまま朽ち果てるのかと思っていた。
しかし、やるからには絶対最良の状態で弾きたいから、様々な工夫をした。
右手の皮膚が水気を失い、弓がもてなくなる。
やはり適度な湿り気がないと、弓を持っても安定しない。
つるつる滑って弓を落としそうになる。
スーパーのレジ袋が開かないのと同じ。
それで考えて、100円ショップに売っている網目になった滑り止めを、弓の持ち手に巻いてみた。
これが正解!
弓は滑らなくなって手指にすっぽり収まった。
これで右手は以前のように、弓を軽く持って柔らかく弾けるようになった。
左手は保湿あるのみ。
ワセリンやハンドクリームを常備。
しかし、粘り気のあるクリームは指板をべとつかせるのでよろしくない。
アマゾンからいろいろなハンドクリームを取り寄せてみた。
かろうじて納得のいくものがあったので、いつもケースに入れておく。
寝る前にオリーブオイルの化粧水をたっぷり塗っておくと、具合が良い。
今年上四半期のコンサートのスケジュールは昨日で終了した。
そこで緊張が解けたのと、相続問題でずっと睡眠がとれていなかったので、今朝は寝坊。
昼食をとったらその後爆睡、目がさめたのが午後5時ころだった。
上の階の奥さんがお惣菜を持ってきてくれて、やっと目が覚めた。
ドアから顔を出したら「風邪ひきました?おつかれ?」
よほどひどい顔をしていたようだ。
このところ疲れが出て、時々寝だめをする。
よく睡眠について専門家が言うことは、毎日必ず6~7時間の睡眠、昼寝は20分まで、休日の寝だめは身体に良くない・・・と。
人は眠るために生きているのではない。
毎日決まりきったスケジュールならいざしらず、日々の状態が違うので睡眠時間が違って当たり前でしょう。
人は生きるために眠るのだから。
私は日頃、昼寝も寝だめもしない。
それでも疲れたら素直に寝ればいい。
1週間働き詰めでやっと終末に寝だめをする幸せを、とやかく言わないで!
毎日決まりきったことをして何が面白い?
毎日受ける刺激が違うのに、同じ時間眠らないといけない?
獲物を前にしたライオンが、7時間眠らないといけないなんて言って狩りを諦める?
私は眠らないときは2時間3時間睡眠もざら、毎日ほとんど5時間睡眠。
それでも元気で、この数年病気もしない。
前夜2時間しか寝ていないと言って、本番前に神経質になる人がいた。
気にしたってしなくったって、2時間だろうとなんであろうと演奏はしないといけない。
それなら気にするだけ無駄!と言ったら納得してくれた。
でも時々眠り続けるのも好き。
ぬくぬくと布団に潜って猫のように丸くなって、これができるときは無上に幸せなときなのだ。
毎度のことながら、学者先生!他人の睡眠を管理しないで・・・と言いたい。
あんなに眠ったのに、又眠くなった。
みなさんおやすみなさい。
0 件のコメント:
コメントを投稿