2019年3月9日土曜日

呑気なおじさん

遺産相続の件も最後の段階に入ったかと思われたのに、新しく依頼した司法書士に「まだまだこれからです」と言われて頭真っ白!
最初に頼んだ税理士は呑気に「遺産相続分割協議書」なるものを作ればそれでもう終わるようなことを言っていたので、必死で実印を集めた。
ところが集め終わって銀行に行ったら、書類が足りないと言われて司法書士をたのむはめになった。

このひとが穏やかで頭が良いので、やっと頼れるひとに巡り会えたようだ。
その前にたのんだ税理士は「ま、ゆっくりやりましょう」と言う。
でも、もう印鑑証明の期限(6ヶ月)も切れそう。
それが切れると又取り直しになる。
1人2人なら良いけれど、8人もいると大変。
相続人の中にも呑気なひとがいて、中々書類が集まらず、やきもきした。

戸籍の確認が大変なことがよくわかった。
とにかく過去に遡って姻戚関係がはっきりしないと、もっと先まで書類を取り寄せないといけない。
だから遺産分割協議書を作る前にこの作業をしないと、新しく相続人がでてきたときに最初からやり直しになる。
手続きが前後しているのだ。

どうも話が簡単すぎると思っていたけれど、今のところ新たな相続人は見つかっていないからセーフかもしれない。
流石に心配だったらしく、最初の税理士から電話がかかってきた。
「どんな具合?」
私は「なんだかすごく大変そうよ。これで、もし新しい相続人が見つかったらどうなるの?」と訊いたら「そりゃ、困るなあ」のんびり言うから、あまりのことに笑うしかない。

それに加えて又事件発生。
8年ほど前に亡くなった義理の弟がいる。
その義弟嫁から相続の書類の依頼があった。
おかしいな、私には義弟からの相続権はないはずなのに。
もし私に相続権があるなら、義弟嫁にもこちらの相続権があるはずなのだ。
そうなれば最初からやり直しになる。
戦々恐々、司法書士に尋ねると、それはないと思いますと言う返事。
しかも8年も前の相続のことがまだ終わらないとはどういうこと?
訊いたら役所のミスではないかと言う。
とりあえず役所に自転車を飛ばして、印鑑証明ゲット。
なんでこうなるの。
私のいつ果てるかもわからない相続手続きのおかげで、胃潰瘍になりそう。

せっかく作ったマイナンバーはこういう時に役に立たないものなのかしら。
すべての個人情報が入っているなら、それでなんでも確認できるのでは?
それはとても嫌なことだけれど、私達には情報を盗まれるだけでなんのメリットもない。

ここ半年で私の環境はガラリと変わった。
少しは社会人らしく、常識を持てということなのか。
だんだん役所通いも板についてきたぞ。
私の姪は私に似ずしっかり者で、相続のときはちゃんと自分で本を読んで自分でやったそうなのだ。
ほう!偉いものだ。
叔母を反面教師としてよく育った。
その姪だって、こんなに係累が多い相続では音を上げると思うけれど。






















4 件のコメント:

  1. マイナンバーカードを作りましたか? 私はマイナンバーカードで、コンビニのコピー機から、住民票、印鑑証明、戸籍謄本を出してます。どこのコンビニでもOKなので便利です。(最初に一度コピー機で登録が必要ですけどね)

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  2. 作ってないですよ~。
    nekotamaは世間一般の常識が欠落しているので、そういうことは一切知らない・・・と威張っていてはいけませんね。
    あ~あ、これで少しは賢くなれると良いのですが・・ため息ばっかり。

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  3. うちの相方が最近マイナンバーカードを申請したら、受け取るまで1か月かかるそうです。これから消費税の関係で申請する人が急増するでしょうから、今のうちに作っておくのはおススメです。nekotama様がお忙しい時に、なんですが。

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  4. あらあら、随分前にコメント頂いていたのですね。
    気がつかないでごめんなさい。
    そうですか、忙しいと言っても気ぜわしいだけで、時間的には結構暇なんです。
    遊び以外にはすることもないのが情けないところですが。

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