2022年10月10日月曜日

食べ過ぎは諸悪の根源

 痒み止めの薬で眠りすぎ太った話はもう読んでいただけましたか?

なーんちゃって、ちょっと皆さんを試してみました。

もう忘れた方!あなたは私達の同類同士です。

たった2週間で2キロも太るのは異常なことで「古典」の定期演奏会が終わって、やっと薬の副作用から開放されたので、ダイエットに入ろうと思っている。つい最近まで毎日眠くてたまらない。ご飯を食べれば即居眠り。椅子に座ったまま。やっと目が覚めれば早速食事を摂るか軽くひとつまみお菓子とか果物とか。それで太らないわけはなく、体重計に乗るたびに心のなかでギャー!とかウワー!とか叫んでいた。

かゆみ止めには神経を鈍くするはたきをする成分が入っているかと思う。そうでないとあの痒さは乗り越えられない。これも副作用の一つと思えるのが目のかすみ。元々乱視が強くて焦点が合わないのに、さらに周りが霧に包まれたかのようなかすみ方。ついに白内障になったかと思ったけれど、副作用が薄れていくにつれてそれも治ってきた。実は白内障になるのを手ぐすね引いて待っているのだけれど。

寄る年波には勝てず最近視力がガタ落ち。室内合奏団の弦楽器は二人で一緒の楽譜を見る。それで斜めから譜面を見ることになり、その視点が大変つらい。オーケストラや他のアンサンブルでも二人で同じ楽譜を見ることが普通。それはどうしてかというと、譜めくりの問題があるから。

フレーズの途中で次のページにいかなくてはならないときに、一斉に皆が譜めくりをすると大変不都合なことになる。そこで二人のうちの一人がめくる方を受け持ち、めくってもらう側の人はその間、責任を持って演奏を続けることになる。普通は並んで弾いている客席に近いほう(外側)が弾く側で客席から遠い方(内側)の人はめくる側。だからヴァイオリンと対面しているヴィオラ・チェロでは外側内側が逆になる。ヴァイオリンは右、ヴィオラ以下の低弦は左が外側。これはオーソドックスなオーケストラの弦楽器の配置で、編成によっては一人で楽譜を独占できたりもする。

楽譜共用が年々辛くなってきて、もう何年もオーケストラの仕事はお断りしてきた。自分に近い方のページはよく見えるけれど、遠い方のページはおたまじゃくしが踊りだす。五線が波打って見える。わが「古典」でも同じく、二人で一つの楽譜を共用してきたけれど、ついに私が音を上げた。

残念ながら私はまだ白内障を発症しない。残念と言うのは、白内障の手術をした人たちが「人生が変わった」というほど喜んでいるから。今まで見えなかったものが鮮明に見えたときの喜びを語っているからで。数回眼科で見てもらったけれど白内障の兆しもない。手術を受けたいと言ったら当然のことながら白内障でもない人に白内障の手術はできませんと断られた。それで今回目のかすみが出たときにやった~!と思ったけれど薬の効果が薄れるとまたかすみ目が治ってしまった。

色々あって「古典」では一人で楽譜を読む許可を頂いた。本来なら私がめくらなければならないのはコンサートマスターの楽譜。前回恐る恐るコンマスのK氏にお願いしたら快くお許しを得てホッとした。次の回からはMr.Kが拡大した楽譜と予備の楽譜を揃えて持ってきてくださった。「古典」のメンバーは限りなく優しい。一人で正面から読めば楽譜はそれほど難しくはない。それによってコンマス自身で譜めくりをするという結果となり大変申し訳無いことと恐縮している。

ところが最近高齢化してもなお演奏をする人が増えてきたので、このような形は珍しくはなくなってきたらしい。私と同年代くらいの人たちは一人で楽譜が見られないならお断りという演奏家が増えてきたようだ。見てくれはともかく間違えずに楽譜を弾くことが最優先、なによりも演奏者たちが安心して演奏に集中できる環境でなければいい音楽はできない。そして白内障の手術はもう少し先のこととなった。いつになることやら。私の兄は私より11歳年上。その兄が白内障になったのはつい最近だから私もあと11年くらい先にならないとならないかもしれない。

急激な体重増加は様々なリスクをもたらす。まず、足に来る。膝が痛いという人はほとんどは体重をへらすことで解決できる。私の場合、ここ3年ほどはなんとか膝痛を起こさないですんでいた。まず健康管理は体重から。私は毎朝目がさめると体重計に乗る。体重計は実に正直で最近食べたものが反映される。たった2キロと言うなかれ。太るのはあっという間に、減らすのは至難の業。体が自分を守る仕組みに阻まれて2週間でついた贅肉は2ヶ月経っても簡単に減るものではない。

太ると動くのが億劫になり膝を痛め、膝が痛ければ運動する意欲もなくなる。肌荒れが起こる。胃や腸も動きが鈍くなる。特に腸は脳と直結しているらしく、ストレスにめっぽう弱い。それでたった3日間だけど北軽井沢にこもった。

もう秋の気配濃く紅葉までは至っていないこの頃もなかなか風情があってよろしいものです。夏に、玄関前の大木に絡んで養分を吸い上げていた蔦を本体の古木から引き離した。その蔦が細くきれいな葉を出しているのに根本を見れば恐ろしく深く長い根が地中にはびこっているのを知ってゾッとした。こんな太い根でしっかりとしがみついてチュウチュウと本体から養分を吸っていたのだ。長い根が丸まってとぐろを巻いている。その塊が掘っても掘っても頑として動かない。ムキになってスコップやのこぎりを総動員して根を掘り出した。

ところがその先がまだ長く残っていてやっと細くなった先の方を引きずり出すと、ものすごく長い根がやっと最後まで出てくる。寄生された大木よりずっと元気に見える。大木はちょうど玄関の真ん前にあり、その枝は家の屋根のはるか上に広がっている。もしこの木が倒れたら屋根や壁に重大な損傷が生じる。

この家のもとの持ち主のノンちゃんは人形作家。自然を愛し庭木はあるがままにしておこうというロマンチストなので、やたらに切ったりはしなかった。けれど今の持ち主は現実派。私の考えからいくと無駄な木は伐採して日当たりを良くして花を植える。果樹を植えて実を食べるなど計画している。最初のうちはノンちゃんの考えに近かったけれど、木々がお互いに牽制しあっているのを見ると多少人間が手を入れたほうが良さそうだと気付き始めた。

帰宅するときにコスモスを数株植えてきた。次にあちらに行くときには大量の株を植えてこようと思っている。果たしてそのうちの中で厳しい北軽井沢の冬が越せるコスモスはいるだろうか。私はまだ未体験だけれど、地元民が言うには「それはそれは寒い」そうだから無理かもしれない。けれど、去年植えたヴィオラが冬を越して花が咲いていたことがすごく嬉しかった。

今ひどく足が痛い。2キロ増えた体重のせいで椅子から立ち上がれない。庭仕事が軽快にできるようにまずはダイエットから始めると宣言しないと実行できないかも。とにかく頑張ってみます。




















0 件のコメント:

コメントを投稿