2010年1月28日木曜日

散歩しながら考えた。 nekotamaかく語りき。

知に働けば角がたつ。情に棹させば・・・? おやっ、これはどなたかのパクリでした。 もっとも、私の場合知はやまいだれ付きの痴だけれど。  はじめはダイエットとか足腰の鍛錬で寝たきりにならないようにだとか、下心があって歩き始めたのに、いまや、歩くことそのものが面白くなってきた。  そこで、ふと思い出したのが 「かもめのジョナサン」 覚えている人はいるだろうか。 出版当時 大ベストセラーだったけれど。 かもめのジョナサンが仲間たちの嘲笑をあびながら、ひたすら飛ぶことだけのために飛んで、高みに到達する。 なんだか、私たちの仕事もそんなものだなあと思う。
ひたすら、面白くて毎日弾いている。練習の時間はお金にならないのに。ジョナサンと違って高みに到達とまで行かなかったけれど、一応これで食べていける。本当に幸せなこと。そりゃあ大変でなかったとは云えないけれど、でも他に何をやりたかったかというと、これしかなかったと思う。
去年まではコンサートがあってもなくても、衰えないようにというつもりで・・たとえばリヒャルト シュトラウスとか、パガニーニだとかさらっていた。 今年に入ってピアニストの友人からすぐに譜読みの出来るもので遊びましょうといってきたので(皆ヒマになってきた)では、モーツアルト、ベートーベンなどと思ったが、なんて難しいの。 忙しくしていた時は簡単に弾けていたつもりだったのに、ゆっくり音を出してみると一音一音ゆるがせに出来ない。純粋なものほど、難しいと改めて実感する。これだから、人生面白くてやめられない。 あら、今日はばかにまじめになっちゃって。失礼しました。

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