2017年8月20日日曜日

大富豪になれるのはいつ?

北軽井沢の過酷な条件でのコンサートも面白い体験だった。
私の楽器は古いので、すぐに環境の影響を受けてしまう。
あまりにも何回も調弦をしたために弦がダメージを受けて、家に帰ったら切れてしまった。
それでも本番直前に切れなくてよかったと、運の強さを自賛しているしだい。
この弦は替えてからまだ1ヶ月も経っていない。
弦の値段はとても高くて、貧乏音楽家には痛い。

その上、家のリフォームをするためにもっと痛いことになった。
私は2つの貸し部屋のオーナー。
音楽家などというと聞こえは良くても経済的には不安定極まりないので、私の親が心配して作ってくれた。
ところがこの貸し部屋の一つが今月空いた。
先日まで住んでいたひとはとても綺麗に使ってくれたので、このままリフォームせずに次の借り手を探そうと思っていたけれど、築20年ともなるとなんとなく古くさい感じが否めない。
それで思い切ってキッチンからなにから全部交換することに。

先日駐車場のリフォームのときに施工してくれた業者さんがとても良い仕事をしてくれたので、もう一度お願いすることにした。

昨日雷雨の中を来てくれた二人の男性。
すでに電源は切れているので私の部屋からコードで電源を繋いだ。
なんだか停電のときにろうそくを点けているような雰囲気。
子供の頃はろうそくが点くと、手で狐を作ったりして影絵を楽しんだ。

最近は隣の街が大発展して地価も賃貸料も高騰しているけれど、こちらはショボくなってしまって高い賃料では中々借り手がつかない。
それを魅力的な部屋で借り手を探そうというわけで、壁の色や襖の雰囲気を変えて現代的にしてというのが業者さんの提案。
色々な案を出されてあれもこれもと欲張ったら、とんでもない金額になった。
2年前、もう一部屋の方をリフォームして一年分の家賃収入が消えた。
やっとそちらが償却できたら又こちらにかかる。
今回はもっと高額になる。

貸し部屋業は資産運用として宣伝されているようだけれど、どうしてどうしてそんな甘いものではございません。
特に私は借りる人たちが気持ちよく住んでもらいたいという気持ちが強いので、細部まで拘ってリフォームしてしまう。
けっきょく趣味で貸しているようなことになる。
大きなマンションならいざしらず、小さな貸し部屋は管理からなにから自分でやらないといけない。
幸い今まで入ってくれた人たちは大変良い人達ばかり。
気持ちの良い集合住宅で、いろいろな事情でここを出て行く人たちも、とても別れを惜しんでくれる。
桜が咲くと、なつかしくて来ちゃいましたと言って遊びに来る人もいる。

今回はシステムキッチンの交換と壁紙の張替えで、かなりの思い切ったリフォーム。
床も張り替えるし、クローゼットを新しく作ることにした。
おかしいのは業者さんが私の提案をことごとく蹴ること。
これはどうでしょうと言うと「駄目です」即座に拒否される。
なんで自分の家なのに思い通りにならないのか・・・
しかし相手はその道のプロだから、そこは素直に言うことを聞くことにした。
出来上がりがとても楽しみでワクワク。
私は音楽家の他に職業を選択するとしたら、建築もありかなと思っている。
人が集まってくる家は、幸せが何倍にもなる。
次の人が楽しんでくれることを祈ってはいるけれど・・・又貧乏に😿トホホ。



















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