2022年6月27日月曜日

奇跡の生還不死猫こちゃ

 先日北軽井沢から戻ってからうちの老猫こちゃが全く食べなくなって日に日にやつれ、歩くこともおぼつかなくなってきた。やっとベッドの上り下りもしていたのが押し入れの自分の巣に篭もりっぱなし。時々覗いてもぐったりと猫ベッドの縁に首を乗せて動かない。排泄だけは感心にちゃんとトイレでするけれど、それすらほとんど量も減ってしまって、それは飲食しないから当然なんだけど尿毒症になってしまうので、私の中ではもう諦めが90%、このまま静かに逝かせてあげようとまで思っていた。覚悟はできたと。

ところが諦めてから数日、どう見ても毛の艶はいい。目は半分開かないし水すら飲まないけれど、なんだか生きる手応えを感じる。もちろんこのままなら多分一週間保たない。ベッドでは猫と私は大きい長枕を共有しているので、私の顔に冷たい鼻を寄せてくる。最後の決断は治療はしないだったけれど、どうにも我慢できずに動物病院へ連れて行った。

長年お世話になっている獣医さん、今の先生は3代目。最初は優しいおじいちゃん先生、2代目はその息子さん二人、そして今の先生の陽気なお孫さん先生に電話した。猫の状態を話していたら「香箱座りできる?」「できるの。だったら大丈夫だよ」この言葉に励まされて診てもらうことにした。一目見ると彼は「もうだめなら座っていられなくて口で呼吸するから」なるほど、そう言われてみると猫はまだ普通に呼吸。香箱も後ろ足は完璧ではないけれど、前だけはなんとか座れる。いつも具合が悪くなると点滴をしてもらう。今回も同じ治療をすると、いつもは嫌がって大鳴きするのに大人しくされるままにしている。きっと効果がわかっているのだろう、それとも騒ぐ元気もない?

そして翌日早くも治療の効果が見えて、治療用高カロリーのチャオちゅーるをほんの少しなめた。そこからの回復がめざましく、もとのようにはいかないけれど、普通に年相応に食べ飲み出しをしてくれる。しかしよほど生命力が強いのか、いまやしっかりと私を見つめる目の光は健康そのもの。つい昨日までは濁って視力も消えたと思っていたのが、きれいに澄んだ眼。私の判断ミスで危うく死なせてしまうところだった。最近は嚥下がうまくできなかったので粒の細かい高齢猫用の餌を上げていたけれど、食べなくなった。それも医師によれば「味がまずいんだよ。むしろ幼猫用の餌にしてやって」と。

これで私の相棒は健在になりました。またしばらく猫の長寿記録に挑戦ということに。

さて猫でホッとしたら次は猛烈な暑さ。悪いことにレッスン室のエアコンが壊れてうんともすんとも動かなくなってしまった。よりによってこの酷く暑いときにと腹立たしい。ネットでダイキンエアコンの修理と検索すると、迅速低料金を謳ったサイトが出たので早速電話をするとすぐに来てくれると。しかし時間を決めるときに「オタクはダイキンの会社の修理部門ですか」と聞くとモゴモゴと「いやー、あのー下請け業者です」と。

以前動かなくなったのでダイキンに直接電話したときはどんな状態かを詳しく聞かれ、アドバイスに従って操作してから修理を決めて来てもらった。それが一切なく変だなと思ったらやはり困ったところにつけ込む業者だったようだ。そこは断ったので2.3日が過ぎてしまった。うちで五重奏の練習予定があったのを急遽他の人の家で練習させてもらうことにした。その帰り道に近所に新しくできた家電量販店によってみた。

もう年数も経っているし今度は前回のようにガスが抜けただけではないようなので、新しいエアコンに変えることにした。新しい家電量販店は今開店キャンペーンの真っ最中。この暑さで忙しくまさかと思ったけれど、次の日届けてもらえることになった。それでも午後2時の約束が6時になってようやく現れた電気屋さん。夜になって大きなエアコンから涼風がびゅうびゅうと吹き出たときは心底ホッとした。猫とエアコン、心配したけれど解決。でもお財布はますます空っぽになって(泣)その分涼しい毎日を送っていられるけれどね(笑)






















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