2010年11月24日水曜日
粘菌でイグノーベル賞
イグノーベル賞はノーベル賞のパロディ。人々を笑わせ、考えさせる研究に贈られる。今年で20周年になるが、日本人の中垣俊之さんが受賞された。今朝の新聞からの情報では、粘菌が実際の鉄道網よりも効率よくネットワークを作り出す研究で、交通計画賞を受賞した。2008年、粘菌が迷路をとく研究で「認知科学賞」を受けてからの2度目の受賞となる。粘菌がエサに接触すると、その周囲にアメーバ状の体を集める。迷路の中に入れると見事最短経路を見つけたというので、なんだかよくわからないけれど、この研究を始めるきっかけがなんだったのか知りたい。そもそも、粘菌というのはなんぞや?例えば納豆菌のようなものなのか。カビの菌か?ちょっと調べてみたら、中々面白いものであることがわかった。まず、初めは他の星から地球に降ってきたと考えられ、地球上の動植物の原型となる。動物と植物の両方の性質をそなえている。森の枯葉などの中に住み、細菌などの有機物を食べて成長する。細胞壁のない一個の細胞で、分裂はせず巨大アメーバとなる。手のひらほどの大きさに何億個の核を持つ。これが動物的性格。光を嫌い湿気を好むが成長とともにより明るく乾いた方へ移動する。キノコやカビのような胞子の袋を作り、胞子をばらまいて仲間を増やす。これが植物的性質。胞子が発芽すると水の量が多ければ精子のような、少なければアメーバのような細胞が生まれ、これが精子と卵子にあたる。オスとメスの細胞が接合して接合体となり、エサを食べながら成長する。とまあ、このような物らしい。どうやらカビではないらしいが、例として「タマホコリカビ」というのがあげられいたので、近いものなのだと思う。この名前なんだかいやだなあ。nekotamaの家のホコリに住むカビみたいで。誇りは無いがホコリはたっぷりある我が家を象徴している名前みたい。人はいろいろなことに興味を持つものだと思いますね。その存在すら知らない私のような者もいるし、それにひかれて研究する人もいるし、世の中にさがせばゴマンと面白い事があるのに、なにもせず、道端でしゃがんでいる人もいる。でも、私の理想はしゃがんでいる人なのです。これも面白いでしょう?
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