2014年4月2日水曜日

毎日浮かれてお花見

今はつかの間の弛緩。
間もなく次の仕事や本番の準備に追われるので、目一杯遊んでいる。
今日は上野池之端の「英多郎寿司」に2月に食べそびれたチラシ寿司を食べに出かけた。
相棒は弥生人の美智子さん。
いや、古代人ではなく文京区弥生、すなわち池之端にほど近いところに住んでいるという意味です。お間違えなく。
2月に南青山のY邸で演奏した時に、私は絶不調。
右の肋骨下に痛みがあって熱を出していた。
その時に、出された「英多郎」のチラシ寿司。
目の前に置かれても全く手が出ない。
気分が悪くて一口も食べられなかったのが悔しくて、いつか食べに行こうと思っていた。
食に対する執念は人一倍。
音楽にもこうなら、もう少しマシなヴァイオリン弾きになっていたかもしれない。
美智子さんは6月生まれ、去年の6月にお祝いしようと思っていたのが、伸びに伸びて年を越えてしまった。
間もなく次の誕生日が来ようという今頃になって、やっと2人の都合が合って実現の運びとなった。
しかも美智子さんはチラシ寿司に近いところに住んでいる。
これは好都合、私の食べたいものとお祝いが同時に出来る。
お店は上野動物園の池之端口の目の前にある。
事前にYさんが予約を入れておいてくれたので、行くとすぐにコースが始まった。
ビールで乾杯。
出てきたのはコゴミの酢味噌和え、牡蠣、ホタルイカ、菜の花などの前菜がいかにも春らしい。
すぐに日本酒に切り替えて、さより、まぐろ、関サバ、関あじなどをつまんで、いよいよチラシ寿司。
おお、会いたかったよチラシちゃん。
やっと私の元に来てくれたんだねえ。
ここのお寿司はバルサミコ酢を使っているので、こくがあって全く醤油を使わなくても十分美味しい。
最近アルコールは飲めなかったのが、今日はやたらに日本酒が美味しい。
人間ドックで逆流性胃炎と診断されて薬を飲み始めたせいか、胃腸はすこぶる元気が良い。
美智子さんは元々酒豪で、お酒の上のエピソードにことかかないけれど、今は脊椎の圧迫骨折でコルセットをしている。
そんな風でお酒は大丈夫かと訊いたら、全然禁酒はしていないという頼もしい答えが返ってきた。
チラシ寿司が終って、本当ならここでデザートへと行くところだけれど、勢いが付いてしまった2人はもう止まらない。
煮ハマグリ、鰹、トロ、ウニを注文。
〆はやはりウニでないと。
ここでさすがに、お腹はラッシュアワーの電車なみ。
もうダメだと思ったらデザートが出てきた。
これは別腹だから、ペロリと平らげ、立ち上がれない位苦しい。
うまく歩けないから、近くの店でコーヒーを飲んでしばし休憩。
不忍池を眺めながらの帰り道、池の向こう側には満開の桜が咲いていた。
今年はよくお花見が出来る。
こんな贅沢なことはもう出来ないから、目一杯楽しませてもらった。時々自分にご褒美あげなくちゃ。













0 件のコメント:

コメントを投稿