2016年2月27日土曜日

花粉か風邪か

今年も1番体調の悪くなる季節がやってきた。
私は春に生まれた。
4月の始め頃生まれたので、本当ならその学年の最年長になるところだったのに、母は少しでも早く子供を学校に入れてしまいたいので、3月に誕生日を変更してしまった。
これは大昔、原始時代のお話だから可能だったようだ。
石のお金で賄賂を使ったかも。あはは・・・

父が本当の誕生日で届けを出したのに、母が後から役所に掛け合って、一年早く小学校に入れられてしまった。
その年齢の一年の差は大きく、だから私は3年生頃までは他の子より体力もなかったので、メソメソした子だった。
ところが4年生になると急に体力も追いついて、それからはガキ大将。
以後ずっと大人になっても、ガキ?大将。

ところが弱みが一つ。
春先に滅法弱い。
毎年原因不明の熱を出して寝込む。
今考えれば、花粉症だったようだけれど、まだ花粉症のことがよく分かっていなかったから、一種の知恵熱だと思っていた。

自分の誕生日に、熱を出して寝ているのは毎年のこと。
とにかく体調が悪い。
昨日、初台の新国立劇場の「サロメ」に出演する、英語の先生ルースさんに会いに出かけた。
今読んでいる「ハリー・ポッター5巻」の半ばは、ワクワクするような話しの展開で、あまりの面白さに予習が進んだ。
どんどん先が読みたくなる。
いつもの倍くらいの予習量。
ルースさんと2人で、本当に楽しんで読み進めていった。
ふたりともご機嫌でレッスンが終り、ルースさんは「サロメ」を弾きに新国立劇場へ。
サロメが七色のベールを脱ぐ所見られる?と訊いたら、ヴァイオリンは忙しくてそれどころじゃない、と言う。
そうね、私も見た事がない。
ヒマそうな管楽器の男達が口をあんぐり開けて、にやついているのは見えるけど。

私は鼻歌交じりに帰宅の途についた。
その時マスクをするのを忘れていた。
初台からバスで澁谷駅に。
楽器屋さんに寄って弦を買おう。
はたと気が着いた時には30~40分くらい、マスク無しで歩いていた。
周章ててマスクをしたけれど、その夜から咳が出はじめて、今かなりひどい。
私のアキレス腱は気管支。
なんか変な書き方だけれど、咳とはいつもお友達。
一度出はじめると当分治らない。

少し熱も出ているようだけれど、毎年の事だから周章てない。
春先には花が咲き、小鳥は歌い、1番良い季節のようだけれど、私はいつも鼻水をたらし、熱を出し、咳をして悲惨な年度明けとなる。
今日は夕飯を食べないで寝てしまおう。

「過ぎ去った春」とかなんとか、悲しいエレジーがあるけれど、私は春が過ぎると本当に嬉しい。




















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