2016年2月8日月曜日

寒さにも負けず

今日も集まった熟女6人組。
年間1番寒いこの時期に風邪も引かず、背筋がしゃんと伸びている。
一緒に仕事をしていた頃から少しも変わらない。

なぜかこのグループは私が幹事。
私が1番遊んでいてお店を良く知っているからと、押しつけられた。
よし、それなら、自分が行きたいところだけ回ろう。
と言うわけで今日は新丸ビルのフレンチにした。
東京駅というのは誰の家からも都合が良いので、たいていこの辺で探すことにしている。

本当は私は、はとバスに乗って東京見物をしたい。
それで今日は、はとバスツアーを計画したのだけれど、この季節にはあまりめぼしいツアーも無く、外に出るにはやはり春にならないと。
東京ステーションホテルでランチ、その後クルージング、デザートは船でという企画があったはず。
探しても類似ツアーはあったけれど、私がとても行きたいと思ったツアーが消えていた。
まあ、この季節で船では、寒くて甲板にも出られない。
それは又、良い季節になったら現れるだろう。
いまのところ皆元気なので、この先チャンスはいくらでもある。
というので、今日は大人しくランチ。
今までは夜だったのが、今日はあまり上天気とは言いがたいので昼間にした。

今朝電話がかかってきた。
「今日は最終的にはどうすればいいの?」
は?確か皆にちゃんと連絡済みのはずだけど。
「でも、私の所には来てないの」
この私の事だから、手抜かりはいくらでもある。
それで泡食ってもう一度皆にメールしたら、ちゃんと連絡来てますよーと返信があった。
送信記録を調べたら、電話の主にもメール送った記録が残っていた。
良かった、私が呆けたのではなく、あちらがなのよね。

これからもこんなことが多くなると、覚悟しないと。

12時集合。最後にやってきた人は息を切らせながらイスにすわると、時計を見て「一分前」と言った。
さすがガクタイ、このグループはいつも遅刻者無し。

オーケストラに居た頃も遊びの集合場所で待っていると、全員ぴたりと時間までに集まるのに感心したことがあったけれど、身体の芯まで時間厳守が入り込んで抜けない。
若い頃受けた訓練はすごいものだと、いつも感心する。

今日行った店は私が前から気にしていたけれど、予約の時に必ず前もって料理を決めてもらいたいと言われるので、今まで行ったことが無かった。
他人の胃袋の具合までは分からないから、私がメニューを勝手に決めるわけにはいかない。
「それは不可能よ」と言うと、混んだ時間だから後から頼むと時間がかかるとか、どうのこうの。
どうせ私たちはすっかり暇人になったから、時間はかかっても、その分お喋りが沢山出来てよろしい。

通された席はフロア奥の、カーテンで仕切られるようになっている場所で、正面から東京駅は見えないけれど、隣のKITTEビルが良く見える。
午後の日差しがKITTEビルに反射してまぶしい。
グラスのワインを頼んで、サラダ、パスタ、本日のメインディッシュ、コーヒーのコース。
見た目も綺麗だし、量も味もなかなか素晴らしく、長々とお喋りしていても店の1番奥だから、気兼ねなし。
今朝知らせが来ていないと宣ったお人に、送信済みのメールを見せた。
これが証拠じゃ、どうだ!
しかし、彼女はあら、と曖昧に不審げに見ている。
彼女のアドレスがちゃんと入っているから、これが動かぬ証拠。
まあ、いいわ。
お互いこれから、こうなるのよね。
私はやっと気になっていた店に行けて、しかも大変料理も良かったので満足。

一分前にたどり着いた人が、慌ててきたので手袋をなくしたというので、皆で手袋を買おうと食後にビルを一回り。
結局気に入ってもサイズが合わなかったりしたので、買い物は取りやめてお別れした。
次回は私からのメールが来ていないと騒いだ、ウッカリさんのリサイタルが4月にあるので、その後という事になった。
彼女はヴァイオリンを弾くと、少しもウッカリでは無いのが不思議。




















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