2018年2月26日月曜日

獣のような

毎日オリンピック見て涙ぐんだり歓声を上げたり。
私は基本的にはスポーツ観戦があまり好きではない。
大体、他人と0.01秒差がついて金と銀とメダルの色が変わるなんてナンセンス。
見た目同時だから同じ金を上げればいいのにと思う。
私のような人は自分にも他人にも厳しくなれないから、競争はできない。
もし自分に優れた運動神経があったとしても、たぶん競技には出ないと思う。
自分で技を磨くのは好きだけど、人と比べる気は全然起きない。
なんだって人間ひとりひとり、全部違うのだから。
才能がないからこんなものさと、すぐに諦めてしまうから平和に生きてきた。
臆病者の処世術かもしれない。

もし才能があったら、私でも競争するかなあ。
信じられないけれど。
それでも他の人が努力して苦労の末手に入れたメダルは尊いと思う。

スピードスケートの小平選手の実況中継をしていたアナウンサー。
彼女の目を「獣のような」と何回も言っていた。
彼女は滑っていないときには本当に可愛い顔をしている。
スタート間際には必至の形相をするけれど、やはり可愛い。
その目を「獣のような」というのはひどいなと思っていたら、彼女自身が「チータやヒョウになりたい」と言ったことから、そのような表現になったらしい。
うろ覚えでチータとヒョウだったと思うけれど、とにかく走るのが早い動物。

しかし若いお嬢さんを「獣」というのはいかがなものか。
本人は早い動物の例としてチータやヒョウと言ったのであって、彼女と獣はどう想像しても一致しない。
アナウンサーはたぶんなにか良いことを言おうとして、彼女の言葉に飛びついたのだと思うけれど、いささか浅はかでした。
キリッとした美しい目だと思う。

競技者達、特に女性アスリートたちは皆美しい。
高梨沙羅ちゃん、本当にきれいなお嬢さんになった。
カーリングのメンバーは美人揃い。
北海道訛の「そだねー」もよかった。
これが仙台の人だと「うんだっちゃー」となって、いささか間延びしてしまう。
でも待てよ!「ウンダッチャー」はリズム的には「ブンチャッチャー」みたいで、乗れるかもしれない。

たった1度のチャンスを活かせる人は、すごいと思う。
ただそれはほんの一握り。
羽生結弦くんみたいに2回も金メダルを取る人もいれば、かたや、ジャンプの葛西さんのように、多分最後のチャンスに寒さと追い風で失速したのはお気の毒。
しかし考えてみると、莫大なお金とエネルギーの浪費と自然破壊で行われるオリンピックって、どうなの?と考えてしまう。
暖かい部屋でテレビを見ている人が、元気をもらいましたって・・・
アスリートたちが命がけでやっている練習のことを考えたら、見ているだけで元気になるのはいい気なものだと言いたくなる。
元気なら外へ出て自分でやれば?

アスリートたちはたぶんオリンピックのおかげでボロボロ。
勝てばいいけれど、負けたらボロクソに言われて体も心も傷つく。
パシュートの韓国人選手。
同じ組の遅い人を批判したら轟々たる非難を浴びた。
彼女はとても正直だっただけで、こういう組み合わせにした方が悪い。
土下座して謝ったそうだけれど、自分で滑らない連中からとやかく言われる筋はないのでは?
自分が滑ってみて初めて他人のことが言える。
私は自分が選手ではないから、頑張っているどの人も愛おしく思える。

もういい加減オリンピックなどやめればいいのに。
こういう発言は国賊ものですかねえ。

















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