毎日あまりのうたた寝の多さに少し心配になってきた。
うちで読書していてもいつの間にか夢の中。
ハッと気がつくと座ったまま眠っている。
つい最近までは昼寝をしようとしてもできなかった。
前夜の睡眠が足りていないから30分ほど昼寝をしようなどと思っても、全く眠くならない。
むしろ睡眠時間が短いほうが気力や集中力があって、元気だった。
それがこの1週間ばかりうつらうつら。
これが運転中だったらと、ぞっとする。
それだけが心配でしかたがない。
今朝筋トレをしにジムへ行ってその話をしたら、トレーナーから「寝ているときいびきをかきませんか?」と訊かれた。
そう言われても、自分が寝てしまえば自分のいびきは聞こえない。
それに友人たちと旅行へ行って同じ部屋に泊まっても、だれもが、私は静かに寝ていると言う。
今まで話していて急に返事がなくなったと思ったら寝ていたとも。
その後朝まで大いびき、歯ぎしり、夢遊病などで誰かを悩ませたということはないから、ずいぶん静かに眠るようだ。
ジムのトレーナーは睡眠障害があって、睡眠時無呼吸らしい。
それで突然死レベルの症状なので、夜寝るときは器具を装着して眠るらしい。
器具を付けて寝ると、次の日はすっきりという。
私は寝付きも寝覚めも良い方だから睡眠障害は考えられないけれど、今なにか自分で気が付かない問題があるのかもしれない。
一度睡眠外来に行ってみることを勧められた。
学生時代から緊張の連続だったから、その疲労が今、思い切り出てきているのかもしれない。
考えたら緊張していないときは殆どなかった。
学生時代は楽器演奏の実技テストと校内演奏会、学外演奏会、卒業の実技テスト。
卒業したらオーケストラの入団テスト。
毎日の神経のすり減るような練習と本番の連続。
フリーになって仕事の量がますます増えて、時間との闘い。
それは楽しいことも多かったけれど、こんなに長年緊張しまくっていれば本当なら突然死してもおかしくはないほどの状況だった。
特に引退までの10年間は仕事地獄。
いくら好きとは言え、体力が落ち始めているのに無理を重ね、がんにもなった。
それでも好きなことだから乗り越えられた。
今年は暇な時間が増えて、それで眠いのかもしれないけれど、それにしても変だから病院を探している。
夜はぐっすり眠れる。
それなのに昼間のうたた寝は老化か痴呆の初期か。
私は嗅覚障害があって、匂いがよくわからない。
化粧品売り場に行くと「この匂いはいかがですか?」と訊いてくる店員がいる。
私は匂いがわからないと断っているのにしつこく嗅がせる人がいる。
例えば目の見えない人に絵を見せて感想を訊くとか、耳の聞こえない人に音楽を聞かせて一緒に歌わせるとかはしないでしょう。
匂いの問題は本当に説明しづらいけれど、ジムのトレーナーは副鼻腔炎が原因で睡眠障害が出るのだと診断されたという。
私も時々鼻の奥が腫れて病院に行くから、それが睡眠障害になって顕れてきたのかもしれない。
嗅覚障害でもう一つ。
重い人格障害のある人は極端に嗅覚能力が低いという。
オーストラリアの学術誌「Chemosensory Perception」によれば、反社会的行為や共感の欠如、冷淡さなどで特徴づけられる人格障害と嗅覚の障害は、どちらも脳の眼窩前頭皮質と呼ばれる部分の機能障害に発することがわかっている。
シドニーのマッコーリー大学の研究者らは
人格障害と診断された79人の嗅覚能力を調べた結果、人格障害の診断スコアの高いグループは嗅覚能力が最も低いグループと一致した。
ただし、嗅覚能力が低いことがすなわち人格障害を表すものではない。
人格障害と言われれば、私はその疑いもないことはない。
自分が猫だと思いこむ。
猫だからなんでも許されると過信しているところがある。
いうなればニャン格障害。
もともと大した人格でもないから、しでかすことも大したことではないのが救いかも。
0 件のコメント:
コメントを投稿