2018年6月1日金曜日

ようやく元気の兆し

ひどい眠気に悩まされたここ最近。
どうやっても起きていられない、なにかしていてもいつの間にか眠ってしまう、脳みそが休日を謳歌、足元ふらつき目は見えない。
と、数々の老化現象、あるいは劣化の徴候が現れていた。
今日6月に入ったらやっと治りかけてきたような気がする。

いよいよ迫ってきたクロイツェル・ソナタの本番が今月6月ということで、昨日は急に慌てふためいて楽器ケースを開いた。
ケースは毎日開いているけれど、中身を取り出して弾くのはほんの少し。
それでも足元に火がついて、やっと本気になった。

この曲はなぜか注文が多くて、何回も弾いているから譜読みはできているはず。
しかしベートーヴェンのソナタのみならず、すべてのヴァイオリン・ソナタの頂点に立つ曲だから生半可な練習では済まされない。

ベートーヴェン自身はこの曲はヴァイオリンオブリガート付きのピアノ・ソナタと位置付けているようだけれど、ヴァイオリンだって生易しいものではない。
特に冒頭部分でヴァイオリンが悠々とソロを弾かなければならない。
この部分が非常につらい。
ここを気分良く弾ければあとは、怒涛のごとく進められる。
2楽章はヴァイオリンの早いソロがあって、その部分をクライスラーが素晴らしく軽々と弾いているのを聞いたことがある。
もちろん本物ではなくて古いレコードの復刻版CD。
クライスラーの弓は宙を舞うようにヒラヒラと弦の上を遊ぶ。
私の弓はドタドタと長靴で泥を跳ね飛ばす。
間もなく梅雨入りだそうですが・・・

それで昨日は久しぶりに少し長めの練習。
ここ数日早めに寝るように心がけた。
といっても毎晩12時ころになってしまうのだが、昨日は9時過ぎにギブアップしてベッドへ。
こんな早く寝てしまうと夜中に目がさめるからと思って、夜中の仕事を持ち込んでいたけれど、結局朝まで寝てしまった。
おかげで今朝はかなりすっきり目が覚めた。

運動不足、緊張感のなさが重なっているのかもしれない。

人は年をとるとゆっくり穏やかに暮らすほうが良いと思われているけれど、私の最近の体たらくでは、死ぬまでハードに行動したほうが良いのではないかと思える。
ライオンなら、年をとっても自分の獲物は自分で追いかけないと食べていけない。
仕事をやめて楽しく暮らそうなんて思っていた自分がアホだったかも。
働いて働いてある日ばったりと動かなくなる。
それが理想的な人生かもね。

私は猫の性格だからどこか醒めた部分があって、懸命に生きることを鼻で笑っているけれど、一生このまま終わって良いのかい?と自問することもままある。
人生の最後の10年をこんなノンシャランと生きていくのか?とも。
後10年というのは、インドに行ったときに占い師から聞いた私の寿命。
厳密に言えば後12年。
12年後に私は潔く昇天するか、泥の中を這い回って生に執着しているか・・・

12年後に介護ロボットに囲まれて楽しく暮らしていることも予想される。
ロボットはなるべく動物の形がいいなあ。
猫の大きさのロボットでは役にたたないでしょうねえ。
本当に猫ってやつは、どこまでも役立たず。

少し回復してきたと思ったら又やりすぎるといけないから、そろそろと進むことに。
自分で思っているよりもずっと体力も落ちていることに気が付かされた。
周りから年齢よりも若いとおだてられ、いい気になっていませんか?nekotamaさん。
うひょー、バレたか!

















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