2019年5月1日水曜日

冷凍卵

令和の初日は冷凍卵初体験。
テレビは食べ歩きの番組が多い。
たぶん制作費が安くご当地グルメの宣伝になるから、現地でも歓迎される等の諸事情で手軽に作られるのかもしれない。
一生懸命制作している放送局側は、とんでもない!失礼なとおもうかも。

それはどうでもいいけれど、試食するタレントさんが食べ物をいただく画面はいただけない。
可愛子ちゃんが口に入れるなりうっとりとした表情で「う~ん」至福の表情。
しかし食べ物の味なんて、噛んでから飲み込むまでの一連の過程を踏まないとわからない。
最初「なにこれ」と思っても噛むと味わいが出てくる。
ホヤみたいな変な食品は、飲み込んでからが勝負。
生まれて初めてホヤを食べたひとが、口に入れるなり「うえ!なんだこれは」と吐き出したのを見たことがある。
もったいない、そこを我慢すると、飲み込んだ後口の良さが味わえたのにと思う。
口に入った途端に「う~ん、おいしい」と言うあの嘘っぽさ。

ギャル曽根という大食いタレントさんは、たべ方がきれい。
決して口の周りを汚さない。
食べっぷりも豪快で、よ!ハンサムと声をかけたくなる。
それに比べて食品のコマーシャルで、わざと口の周りに残った食べ物を舌でペロリと舐めるあの下品さが大嫌い。
汚い。
可愛い女子が舌で自分の口の周りをペロリと舐めるのは、幼児期の子供を連想する。
男性はある種のセクシーさを感じるのかもしれないけれど、私にとってはただただ汚いと思うだけ。
日本の男子どもが、女性に幼児性を求めるロリコン趣味の名残ではないかと思う。
本当に日本の男は女性に品格とか教養とかよりも、幼さを求める。
それは日本の男性が成熟していないから。

と、令和改元第一声は、男性攻撃したかったわけではない。
なにを言いたかったかと言うと、テレビで冷凍卵の紹介をしていたので試してみたことから、話は始まる。

私は卵は近所の卵専門店で買っている。
スーパーなどの殻の薄い、白身がベチャッと広がる卵が美味しいとは思えないから。
近所の卵屋さんの卵は手に持った時、ずしりと重い。
殻がしっかりしているし何よりも美味しい。

以前自然食品の店で買っていたときは、10個に2つくらい、割ったときに黄身が流れてしまうものが混じっていた。
大手の自然食品の店なので、いつも不思議だった。
たぶん古いとか?
他よりも高いから売れ残ったのを混ぜるのかと、疑っていた。
味は美味しいのに残念だった。

テレビを見ていたら、こだわりの卵の紹介をしていた。
飼育するときの餌に非常に拘っているという飼い主。
値段はスーパーなどの安い卵の約10倍ほど。
それは美味しいかもしれない。

その後、普通の安い卵をそれに匹敵するほど美味しい卵にするための裏技として紹介していたのが冷凍卵。
一晩冷凍した卵を室温で約1時間半かけて解凍する。
殻を剥くと黄身は解凍しても固形のままで、それをご飯に載せたりおにぎりの中に入れたりする。
お弁当に入れる事もできる。
ここでうっとりとした表情で、食べる顔が大写し。
これは・・・美味しいかも。

昨夜一晩冷凍庫に入れた卵。
早めに冷凍庫から出して朝食用に解凍した。
冷凍すると白身が膨張して殻にヒビが入るから、くるんと簡単に剥ける。
しかし、白身が気味悪い。
黄身悪いではなく、白身は何かを連想させるドロリとした様子。
黄身を取り出すと固くてそのまま箸でつまめる。

トーストにオリーブオイルをたらし黄身を乗せた。
しかし、味がない。
至福の表情を浮かべるはずが、なんじゃこれ。
今朝は涼しいから、解凍時間が少なかったのかな?
後でもう一度やってみよう。
一個食べ残したから昼ごはんにでも。
想像するに、これはいつまでもこのままの味ではないかと思う。
せっかくの美味しい卵を無駄にした感じがある。

令和元年5月1日の実験は失敗。
去年は不幸の連続だったから今年こそはと期待しているけれど、まず手始めは幸先良いとは言えない。
幸運に見舞われることはこの先、期待薄、トホホ。



















0 件のコメント:

コメントを投稿